ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

小名浜港

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年11月7日更新

重要港湾 小名浜港 

  小名浜港の概要  

  • 港湾区域告示/昭和27年9月11日 (変更)平成6年11月21日
  • 重要港湾指定/昭和26年1月19日
  • 開港指定/昭和31年5月1日
  • 管理者/福島県        
R4撮影 航空写真 小名浜港全景 

 小名浜港は、古くは漁港として利用されながら、磐城各藩の納付米の積出港として基礎が築かれました。明治以降は、常磐炭鉱から産出する石炭を京浜方面へ輸送する基地としての役割を担い、大正7年には漁港改築工事に着手、昭和4年には商港修築第一期工事に着手し整備が進みました。戦後は、重化学工業を中心とした臨海工業地帯の産業基盤となる物流拠点港湾として整備され、昭和39年の「常磐・郡山地区」新産業都市指定を契機に、国際貿易港としての港勢を拡大してきました。平成23年3月に発生した東日本大震災により甚大な被害を受けましたが、平成29年に施設復旧を完了させております。

 現在は、福島県の産業を支える基盤として、工業原材料を始めとする物流の拠点であるとともに、特定貨物輸入拠点港湾の指定を受け東日本地域に電力を供給するためのエネルギー供給の拠点として、重要な役割を担っています。また物流以外では、小名浜沖が親潮と黒潮がぶつかる豊かな漁場であることから、四季を通して多くの水産物が水揚げされる水産業の拠点としての役割も担っているほか、1・2・3号ふ頭のアクアマリンパークには観光施設などが立地する賑わい空間となっており、地域振興の拠点としての役割も担っております。今後は、脱炭素社会を支える拠点としての役割を果たすことを目指します。

小名浜港の沿革  

  • 大正7年   県が漁港改修に着手し、小名浜港の建設が始まる。
  • 昭和32年 1号ふ頭完成
  • 昭和41年 2号ふ頭完成
  • 昭和43年 3号ふ頭完成 
  • 昭和45年 4号ふ頭完成
  • 昭和50年 藤原ふ頭(木材専用ふ頭)供用開始
  • 昭和54年 大剣ふ頭供用開始
  • 昭和55年 7号ふ頭西側供用開始
  • 昭和57年 7号ふ頭東側(鉱産品専用ふ頭)供用開始
  • 昭和58年 東港地区の起工式挙行
  • 平成6年  いわきサンマリーナ供用開始
  • 平成12年 1・2号ふ頭「アクアマリンパーク」1期事業慨成
  • 平成16年 5・6号ふ頭全面供用開始
  • 平成16年 藤原Cfs(コンテナ・フレート・ステーション)供用開始
  • 平成17年 県営小名浜港くん蒸上屋供用開始
  • 平成19年 県営ホッパ分岐施設供用開始
  • 平成20年 1・2号ふ頭「アクアマリンパーク」小名浜さんかく倉庫「交流館」オープン
  • 平成23年 3月東日本大震災
  • 平成23年 5月国際バルク戦略港湾(石炭)に選定
  • 平成24年 11月大剣ふ頭地区ガントリークレーン(更新)供用開始
  • 平成25年 12月特定貨物輸入拠点港湾(石炭)指定
  • 平成26年 5月特定埠頭の運営の事業認定(小名浜埠頭(株))
  • 平成27年 4月特定埠頭運営事業開始
  • 令和元年  東港地区暫定供用開始
  • 令和2年  10月東港地区「小名浜港国際バルクターミナル供用式」開催
  • 令和4年  6月いわきサンマリーナ運営再開
  • 令和4年  6月東港地区「小名浜港国際バルクターミナル」全面供用開始
  • 令和6年  3月大剣ふ頭で2基目のガントリークレーン供用開始       

係留施設

  名称 水深 延長 席数
公共ふ頭 商港区 120,000トン岸壁 -18.0m 370m 1
90,000トン岸壁 -16.0m 222m 1
50,000トン岸壁 -14.0m 280m 1
40,000トン岸壁 -13.0m 540m 2
30,000トン岸壁 -12.0m 481.4m 2
10,000トン岸壁 -10.0m 2,210m 12
5,000トン岸壁 -7.5m 1,560m 12
3,000トン岸壁 -6.0m 300m 3
1,000トン岸壁 -4.5m 456m 6
小舟溜 -4.5m 370m -
小舟溜 -4.0m 339m -
小計   6,536.4m 38
漁港区 岸壁 -4.5m以上 1,967.2m -
物揚場 -4.5m未満 895.2m -
小計   2,862.4m -
合計   9,398.8m 38
専用ふ頭 小名浜石油(株)シーバス -15.0m 360m 1
小名浜石油大剣1号さん橋 -7.5m 270m 2
小名浜石油大剣2号さん橋 -6.5m 258m 2
小名浜石油大剣3号さん橋 -7.5m 370m 2
合計   1,258m 7

保管施設

種別 名称 数量
野積場 2号ふ頭地区~大剣ふ頭地区 828,050平方メートル
上屋 県営 1棟
くん蒸施設 1棟
コンテナフレートステーション 2棟
倉庫 民間 15棟
セメントサイロ 民間 4棟

荷役機械

機械名 吊り上げ荷重 所有者 捲上速度 能力 設置場所 基数
橋型水平引込式起重機 8トン 福島県 100m/分 315トン/時 3号ふ頭 2基
橋形クレーン式アンローダー 24トン 福島県 120m/分 800トン/時 5号ふ頭 1基
バケット式連続アンローダー - 民間 - 1,500トン/時 6号ふ頭 2基
ホッパ分岐施設 - 福島県 - 1,550トン/時 6号ふ頭 1基
橋型水平引込式起重機 20トン 福島県 100m/分 800トン/時 7号ふ頭 3基
タイヤマウント式水平引込クレーン式アンローダー 16トン 民間 100m/分 600トン/時 藤原ふ頭 1基
トロリ式橋型クレーン 50トン 福島県 50 ~120m/分 コンテナ     40ケ/時 大剣ふ頭 2基
バケット式連続アンローダー 福島県、民間 1,900トン/時 東港 2基
コンベア設備 福島県、民間 4,000トン時 東港 1式
トラック積ホッパ 福島県 1,440トン/時 東港 1基
シップローダー 民間 2,000トン/時 東港 1基