日中ダム建設のあゆみ
日中ダムができるまで
昭和47年…ダムサイト(ダムが造れる場所のこと)の調査、設計を始める。
始めに、ダム建設に適した場所を探し、ダムを造れる土地かどうか、自然に与える影響、その土地に住んでいた方が建物や土地を譲ってくださるかなどを調査します。調査の進み具合に合わせて、土地や利用目的に合ったダムの形や大きさ、工事の仕方を設計していきました。
昭和53年…ダムサイトの掘削開始。
ダムを建設する土地の基礎工事が始まりました。
昭和54年…起工式。(ダム建設工事の始まりの式)
ダム本体の建設が本格的にスタートしました。
昭和55年…監査廊(点検用の管理通路のこと)コンクリート打設。
監査廊をダムの内部に設置して、人が歩いて点検できるようにします。全長476.3mあります。
昭和56年…定礎式。(ダム本体の礎石を設置する式)ロック・コアゾーン打設開始。
ダム堤体の建設が進められていきました。堤体の岩石(ロック)は、一番外側を覆うように施工し隙間には小さい石を間詰していきます。これは、貯水池内で起こる波から堤体を守る目的と景観維持の役割があります。
昭和57年…洪水吐コンクリート打設。
昭和63年…取水塔コンクリート打設。
平成元年…日中ダム管理設所完成。
平成2年… 日中ダム湛水式。(水を貯め始める)
まだまだ、完成ではありません。水を貯めたり流したりして、仕上がりや安全を確かめるテストを繰り返し行います。
平成3年… 「会津北部農業水利事業」完工式。(日中ダム完成!)
工事期間(調査期間も含めて)20年、総費用457億円をかけて完成。平成4年4月から管理が開始されました。