相双の『農村とため池』 白鳥ルート
白鳥などの水鳥が飛来するため池をご紹介します。
所在地 | 相馬市山上 | |
築造年 | 不明 | |
型式 | 不明 | |
堤高 | 10.6メートル | |
貯水量 | 7,000立方メートル |
国道115号線を相馬市から福島市方面へ進み、山上地内で右折、採石場の上流にあるため池です。
沢水を直接水田に入れると水温が低いため、この池で暖まった表面の水を取り入れるように利用しています。
モリアオガエルが生息していますが、採石場が近くにあり生育環境的には問題があります。
所在地 | 相馬市磯部 | |
築造年 | 江戸時代以前 | |
型式 | アースダム(均一型) | |
堤高 | 8.9メートル | |
貯水量 | 341,100立方メートル |
国道6号線沿いに入り口を示す白鳥の看板が立っています。
築造は享保年間で、昭和32年に改修、かんがい面積は70ヘクタールで、毎年冬になると白鳥が飛来します。
所在地 | 南相馬市鹿島区寺内 | |
築造年 | 江戸時代以前 | |
型式 | アースダム(均一型) | |
堤高 | 9.5メートル | |
貯水量 | 345,800立方メートル |
県道大芦鹿島線の南側にあり、新旧二つの池で出来ています。
旧ため池は天保年間に作られましたが、しばしば水不足となっていました。
そのため、幕末に報徳仕法の実践者である荒専八の指導により、風穴堰からの掛け入れため池として大改修されました。
所在地 | 南相馬市原町区雫 | |
築造年 | 不明 | |
型式 | アースダム(均一型) | |
堤高 | 8.3メートル | |
貯水量 | 85,200立方メートル |
国道6号線の西側、市道の両側にため池があり、下流地の池に白鳥が飛来します。
所在地 | 大熊町野上 | |
築造年 | 1944年 | |
型式 | アースダム(均一型) | |
堤高 | 20.0メートル | |
貯水量 | 257,000立方メートル |
国道288号線を田村市の都路町方向に向かい、郡境の道路を右折した先にある森に囲まれたため池です。
梅雨時にはモリアオガエルが産卵するために、池辺に姿を現します。
所在地 | 楢葉町上繁岡 | |
築造年 | 1730年 | |
型式 | アースダム(傾斜コア型) | |
堤高 | 5.1メートル | |
貯水量 | 34,000立方メートル |
県道いわき浪江線沿いにあり、池辺に白鳥をかたどった白鳥会館が建っています。
毎年冬になると、白鳥や水鳥が飛来します。
近くに樹齢千年を超える塩貝の大カヤや、徳一大師が開いたといわれる立石不動尊堂があります。
南相馬市小高区の、村上海岸公園の近くにある市道に沿った低湿地です。
昔は集落のカヤ場でしたが、茅葺きする家がなくなり、低地のため常時湛水している状況でした。
近年白鳥が飛来するようになり、餌付けもしたことから、白鳥やカモなどが多く飛来しています。
川内村にある平伏山の山頂にあり、県道小野富岡線に案内板があります。
モリアオガエルの繁殖地として、国指定天然記念物の指定を受けています。
周囲は広葉樹に覆われ、沼の周りには遊歩道が整備されています。
梅雨の時期にモリアオガエルの卵塊を見ることが出来ますが、産卵は温度と湿度が関わっており、その様子をみるのは難しいといわれています。