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会津地方きゅうり振興セミナーが開催されました!

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年12月20日更新

 11月6日、農業共済組合会津支所で各講師を迎え、きゅうりセミナーを開催しました。
会津管内の生産者121名が集まり、長期雨よけ栽培や露地栽培の栽培技術等について聴講しました。
 優良事例発表では当管内の会津農匠株式会社 大川原代表取締役が「長期安定出荷を目標とした喜多方地域の栽培事例」について説明されました。
 喜多方地域の施設化率は約8割で、主な作型である夏秋雨よけ栽培は5月下旬~11月上旬という長期間の栽培になります。
 その中でも、会津農匠は、キュウリ75a、水稲20.5haという大規模栽培にもかかわらず、キュウリの反収は喜多方地域の平均単収を大きく上回っており、県内でもトップクラスの収量を確保しています。
 平成30年度には、県の事業で3台の自動かん水装置を導入したことで労力軽減が図られ、これまで以上に整枝作業に専念することができ、平成30年度の高温・干ばつ等の厳しい条件下でも前年度以上の単収を確保することができました。
 また、作付け前に病害虫の防除計画を作成し、ローテーションによる予防的な農薬散布を行うことも、高単収を維持する要因となっています。
 さらに、平成30年度きゅうりでのJGAP団体認証取得により、社員全員で常に整理・整頓を心掛けるようになり、ミスやロスが認証取得前より減少しました。
 最後に、「きゅうり」の産地といえば「会津」といわれるように、生産性や信頼性の向上を目指すとともに、生産基盤を整備し、新たな販路開拓やブランド化に向けて、行政や関係団体、生産者等と協力していきたいと呼び掛けました。 
 県としても、補助事業による施設化、水源確保等を推進し、生産支援を行っていきます。

長期雨よけ栽培技術について露地栽培技術についてセミナーに参加した生産者会津農匠株式会社 大川原代表取締役

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