アグリふくしま革新技術加速化推進事業(ミニトマト)の現地検討会を開催しました!
印刷用ページを表示する 掲載日:2019年9月20日更新
当普及所では、今年度から「アグリふくしま革新技術加速化推進事業」に取り組み、水稲育苗ハウス等の高度利用とミニトマトの生産拡大を目的に、喜多方市塩川町に実証ほを設置し、ミニトマトの移動式簡易養液システムによる隔離床栽培の実証試験を行っています。
本実証では、隔離床と自動かん水同時施肥装置を設置し、その実用性を検証しています。隔離床栽培は、ヤシ殻培地を充てんした栽培プランターで栽培するため、耕うん・施肥作業の省力化が可能となります。また、自動かん水同時施肥システムは、安価な電池式の電磁弁付きタイマーを用い、電気設備等のコスト削減とかん水及び施肥を自動化し、省力化を図ることができます。4時、5時、15時、17時に自動で液肥を混入して、かん水を10分間するように設定しています。ミニトマトの仕立て方は主枝及び第1花房直下の側枝の2本仕立てで、斜めに誘引しています。定植は両区とも6月中旬から下旬に行い、収穫は8月中旬から始まりました。
今後は、収量・品質等の成績を取りまとめ、実用化に向け評価を行うこととしています。