ツマジロクサヨトウに御注意を!
印刷用ページを表示する 掲載日:2019年9月12日更新
ツマジロクサヨトウは南北アメリカ原産で、2016年にアフリカ大陸で確認された後、アフリカ中南部や南アジア、中国、韓国でも確認されています。多食性で、アブラナ科やイネ科、マメ科、ウリ科などの広範囲の作物に被害を及ぼしています。
幼虫は植物の茎、葉、花並びに果実を食害します。若齢幼虫は葉を裏側から集団で加害し、成長すると加害しながら分散します。
本年7月3日に初めて鹿児島県で確認され、全国で調査が行われた結果、長崎県、熊本県、宮崎県及び沖縄県の飼料用トウモロコシ圃場等で確認されました。その他にも、8月14日茨城県の水戸市の飼料用トウモロコシの圃場で新たにツマジロクサヨトウが確認されました。
ツマジロクサヨトウが発生すると被害が拡大する恐れがありますので、圃場を良く見回り早期発見に努めましょう。また、幼虫の分散を防ぐため、収穫後は直ちに耕耘を行ってください。なお、防除方法等については普及所までお問い合わせ下さい。