高病原性鳥インフルエンザ机上防疫訓練が開催されました!
印刷用ページを表示する 掲載日:2019年9月12日更新
8月20日、福島県農業総合センター多目的ホールにおいて、福島県高病原性鳥インフルエンザ机上防疫訓練が開催されました。
まず、県畜産課の担当者から、鳥インフルエンザの発生が疑われる養鶏場からの通報を受け、農場への立入、疑似患畜の決定、殺処分、埋却、消毒までの発生農場内での対応と鶏や卵の移動制限、発生農場周辺の交通遮断や交通規制、消毒ポイントの設置など発生農場外での防疫措置についてタイムテーブルをもとに説明を受けました。
また、県では家畜伝染病における防疫対策業務に関する協定を9つの企業が締結しているため、関係団体・企業の役割や、各市町村の役割等についても説明がなされました。
その後、県本部員、地方本部員、集合センター、発生農場の役割が割り付けられた担当者が登壇し、本宮市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの発生が疑われる事象が発生したことを想定し、その後の対応について、時系列に沿ったロールプレイングが実演されました。
また、特別講演として宮城県畜産課の山田氏が、平成29年の3月に宮城県栗原市で発生した高病原性鳥インフルエンザの当時の対応状況について説明を行いました。
高病原性鳥インフルエンザは発生しないことが一番ですが、万が一発生した場合に迅速に対応できるよう、事前の準備が必要である事を改めて実感した一日となりました。