扇ヶ峰牧野でアブトラップを設置しました!
印刷用ページを表示する 掲載日:2019年7月10日更新
6月19日、21日に扇ヶ峰牧野にアブトラップを設置しました。
吸血性のアブ類は、吸血行動によって放牧牛に大きなストレスを与え、増体の減少を招くだけでなく、牛白血病等の病気を伝搬することが知られています。扇ヶ峰牧野では、吸血昆虫のアブ類による疾病伝搬を防ぐため設置することになりました。
一般にアブは2km以上の行動範囲があると言われており、特にニッポンシロアブが放牧地で多く見られるそうです。吸血する際に白色や黄色よりも黒色や赤色への選好性が強く、吸血量は大型種で500mg、中型種で120mg、小型種では50mg吸血します。
アブは温度の高いものへ近づく習性を持っており、日光で熱を帯びたボールの上を歩き回り、次第に上に登っていきます。上部にある筒は1度入ったら抜けられない仕組みになっており、薬品や電気を使用することなくアブを駆除できます。