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第2回「ふくしまアグリイノベーション実証事業」先端技術セミナーを開催しました!

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年3月26日更新

 3月4日、喜多方及び猪苗代の地域水田農業技術革新推進会議が主催し、湯川村にある福島県農業共済組合会津支所において、第2回「ふくしまアグリイノベーション実証事業」先端技術セミナーを開催しました。
 本セミナーは、水稲の大規模経営体(水田メガファーム)の育成を目的に、ICTを活用した作業の効率化・省力化・高収益化に向け、両地区で取り組んだ現地実証の結果を共有するとともに、先端技術の最新情報について紹介、広く普及させることを目的として開催しました。
 セミナーでは、両地区で実施した実証結果の概要について、会津農林事務所農業振興普及部、喜多方農業普及所の担当職員及び実証農家が説明を行いました。
 今回の現地実証を通して、「密播」や「密苗」の技術は、いずれもコスト削減、省力化、生産性を維持・向上させる技術であることが確認され、実証農家からも「育苗箱数の削減による省力化や生産コスト削減効果は大きく、育苗ハウスを増棟しなくても作付面積拡大が可能である。」ことなどについて報告がなされました。
 このほか、水位管理システムや刈取・乾燥連動システムについても、「水田センサーの活用により遠隔で水位を確認することが可能となり、作業員全員で状況を共有でき、丁寧な水管理が可能となった。」ことや、「ほ場ごとの収量やタンパク質含量が見える化でき、ほ場の特性を把握できるので有効である。」などの報告もなされました。
 実証結果の報告に続き、「大規模経営体をサポートする先端技術の今とこれから」と題して、農業技術革新工学研究センター 吉田智一スマート農業推進統括監が、スマート農業の事例や今後の展望等について講演されたほか、農業機械メーカーから「今日から活用できる先端の技術」と題して、先端技術を活用した商品の紹介やサービスについて紹介がなされました。
 今回のセミナーは、先端技術をテーマとして取り上げましたが、熱心な質疑応答からも、関心の高さが感じられました。

講演の様子質疑応答の状況農業機械メーカーのPRブース

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