アスパラガス生産振興大会が開催されました!
11月13日、会津若松市芦ノ牧温泉において、JA会津よつば「アスパラガス生産振興大会並びに販売実績検討会」が、部会員(約100名)をはじめ、市場関係者や農業資材メーカー、行政機関担当者など関係者が一堂に会し、盛大に開催されました。
振興大会では、最初に、会津農林事務所農業振興普及部担当者から、今年度の気象経過や生産・出荷量の推移、さらには病害虫の発生状況等について説明がなされました。
「今年は、6月以降少雨が続き、夏季は高温となったため生育が停滞し、穂先の開きや萎れが発生し出荷量が伸びなかった。また、乾燥状態が続き全体的には病害の発生は少なかったものの、アザミウマやハダニ類が多発した」との報告でした。
続いて、「磨いた技術を拡げ、伸ばす会津アスパラガス」と題して、酪農学園大学の園田教授の講演が行われました。
講演では、会津地方における病害虫の発生状況や防除の優良事例等を踏まえた、病害虫防除のポイント、さらには、ほ場の土壌物理性と化学性の改善策等についてのアドバイスが行われました。
次に、JA担当者から、アスパラガスの鮮度保持、とろけ対策に有効な収穫後の調製方法等について説明がなされたほか、農業資材メーカーからは、新たに適用が拡大された農薬や養分転流を促進する薬剤等について説明がありました。
続いて開催された販売実績検討会では、販売額上位10名の生産者が優秀生産者として表彰されました。なお、表彰者10名のうち7名は当地区の生産者でした。
受賞の皆さん、大変おめでとうございます。
また、JA全農福島の担当者から販売経過や今後の改善策等について説明がなされた後、市場関係者からは、市場の情勢と次年度への要望として「100g束への切り替えについては高い評価が得られましたが、とろけや乾燥による切り口の萎び等に対する改善の要望」がありました。
最後に、「アスパラガスは需要に対して、まだまだ数量が足りていないので、生産拡大に期待したい!」と生産者に対する熱いエールで締めくくられました。
当普及所では、アスパラガスの生産が拡大されるよう引き続き支援してまいります。