平成30年度東北・北海道地域農業士研究会が開催されました!
8月30~31日、郡山市を主会場に「東北・北海道地域農業士研究会」が開催されました。
本研究会は、 東北・北海道地域の指導農業士や青年農業士の資質向上と交流を深めることを目的に、毎年、各道・県農業士会等で組織する実行委員会が主催し、各道・県持ち回りで開催されています。
本県での開催は、当初、平成23年度を予定しておりましたが、東日本大震災発生のため、平成17年以来13年ぶりとなりました。
研究会は、県指導農業士会長の新妻良平さんの挨拶で始まり、福島県知事祝辞、地元郡山市品川市長の歓迎の言葉などのレセプションが行われた後、「次世代に向けた農政改革」をテーマに齋藤健農林水産大臣が特別講演をされました。
講演では、日本の農産物は潜在能力が高く、海外に目を向けることで、日本の農業は大きな可能性があると力説されていました。
続いて、「逆境を糧に電子部品工場のフードビジネスへの挑戦」と題して(株)向山製作所(大玉村)の織田代表取締役による基調講演が行われました。
講演では、電子部品工場「向山製作所」が「スイーツビジネス」へ参入した経緯や原発事故による風評を乗り越え、海外へ挑戦、さらには品評会での高い評価を獲得するまでの道のりについてお話をされました。
また、パネルディスカッションでは、「料理の視点から見る農産物」をテーマに、6次化等に取り組む若手農業者と生産者との交流を大切に地元農産物にこだわる料理人6名が現在の取組内容や今後の抱負等について熱く語り合いました。
2日目(8月31日)には、5コース(福島コース、郡山東部コース、郡山西部コース、須賀川コース、猪苗代コース)に分かれて、各地域の農業施設や農業者の視察が行われました。
天気が心配されましたが大きなトラブルもなく2日間の日程が終了しました。
研究会の成功、たいへんおめでとうございます。
また、準備も含め実行委員会の皆さんや農業士の皆さん、大変御苦労様でした。