鳥獣害対策の普及展示ほを設置
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
鳥獣害対策の普及展示ほを設置しました。
喜多方地域では、サルによる農作物の被害地域が年々拡大しています。そこで、この度、被害防除の主要な手段の1つとなっている電気柵の防除効果を一層発揮させるとともに、活用の促進を図るため、喜多方市山都町の中反集落に福島県農業総合センターと連携して普及展示ほを設置しました。サルを電気柵だけで防除する場合、地面からの高さが最低150センチメートル程度で5段張りとすることが必要ですが、ここでは、地面からの高さが1.45メートルで7段張りとし、段数を多くすることで隙間から侵入することを防止しています。下から1段目が15センチメートル、2~5段目が20センチメートル、6~7段目が25センチメートル間隔で設置しています。電気柵のワイヤーは、1~4段目及び6段目が「+(プラス)」、5段目及び7段目が「-(マイナス)」の電気が流れています。また、地面は「-(マイナス)」の電気を帯びており、手や足で「+(プラス)」線や「-(マイナス)」線を触れることで通電し電気ショックを受けます。電圧は、4000V(ボルト)以上の高電圧となるように調整しています。サルは知能や身体能力が優れた動物で、近くに電柱や立木などがあれば、適切な電気柵を設置しても容易に侵入してしまいます。そのため、設置には十分な配慮が必要です。鳥獣害でお困りの方は、当所までご相談ください。
電気柵設置状況
住民の方々に対する設置説明