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口蹄疫机上防疫演習に参加しました!

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年8月10日更新

 口蹄疫は、口蹄疫ウイルスが原因で、偶蹄類の動物(牛、豚、めん羊、山羊、しか、いのしし等)に感染し、感染すると口、蹄、乳頭等に水疱を形成し、発熱や元気消失を伴い生産性を著しく低下させるもので、家畜伝染病予防法において法定伝染病に指定されています。
 本病はヒトには感染しませんが、極めて感染力が高いことから、畜産関係者から最も恐れられている疾病の一つです。
 我が国では、直近では平成22年4月に宮崎県児湯郡で発生が確認され、その後、宮崎県南部を中心に感染が広がり、同県の畜産に大きな打撃を与えました。
 最近では、本年3月に隣国の韓国において養豚場での感染が確認されており、我が国への侵入が懸念されています。
 こういった状況を踏まえ、県では毎年各方部において口蹄疫の発生を想定し、その後の迅速な防疫対策が可能となるよう、机上演習を行っています。
 7月31日(火曜日)、8月1日(水曜日)には、会津家畜保健衛生所に会津方部県出先機関の畜産担当者が参集し、口蹄疫机上防疫演習が実施されました。
 演習では、会津管内の養豚場で口蹄疫への感染が疑われる豚が確認されたことを想定し、当該養豚場からの通報により、担当者が養豚場へ急行し、感染が疑われる豚の外貌や乳頭、鼻鏡、舌等の写真を撮影したほか、施設の確認や畜主からの聴き取り等を行い、メールにより対策本部に情報を送信しました。
 また、疑似患畜等の殺処分やその後の防疫対策が必要となることから、汚染物品の埋却地の場所・規模の検討や、作業に必要となる人員・資材等の積算等を行いました。
 家畜の伝染病は、発生農場はもとより隣接する農場や地域にも大きな影響を及ぼすことから、日頃から有事に備えることが必要であると改めて感じさせられました。

口蹄疫の発生予防を呼びかけるパンフレット①口蹄疫の発生予防を呼びかけるパンフレット②

口蹄疫の発生予防を呼びかけるパンフレット(農林水産省ホームページより引用) [PDFファイル/590KB]

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