福島県生活研究グループ連絡協議会の全体研修会が開催されました!
福島県生活研究グループ連絡協議会は、県内各地方の生活研究グループが一体となり、よりよい家庭づくりの方法を研究し、実行することで住みよい地域社会の実現に寄与することを目的に、昭和50年に設立されました。
現在は女性ならではの視点で、農山漁村における生活の改善や多様なライフスタイルの実現に向けた活動等に新たに取り組んでいる一方で、地域の食文化の継承や、地域特産物の開発等の地域の特色を活かした活動も行っています。
本協議会の「全体研修会」は毎年1回、県内の1つの地域を訪れて、農業振興による地域活性化等の地域活動を学び、会員の今後の活動に活かすことを目的に開催しています。
今年度の全体研修会は、7月17日に西会津町の「道の駅にしあいづ」で、会員ら約60名が参加し開催されました。研修会では、西会津町で地域の特性を活かした加工品作りを行っている「あやこ野 仲川綾子」先生の講演が行われました。
仲川先生は、前職の加工品会社での経験を活かし、以前は西会津町地域おこし協力隊として、西会津町の特産物を利用した加工品開発支援を行っていました。現在は「あやこ野」を立ち上げ、西会津町と県内産の特産物を組み合わせた「おかき」作りを行っています。
仲川先生からは、これまでの活動内容や、商品開発のポイントとして「地域の特徴を活かし、自分が欲しいと思ったものを作る」こと、「農商工連携により自分の不得意な分野を補いながら六次化を進める」こと等、貴重なお話をしていただきました。
出席した会員からは、加工品販売や、「おかき」についての質問が寄せられ、仲川先生の活動に理解を深めていました。
今回の研修で得られた成果が、今後の本協議会及び会員の活動の拡大につながっていくことを期待します。