おたねにんじんが萌芽しました
印刷用ページを表示する 掲載日:2018年4月25日更新
「おたねにんじん」(高麗人参)は、生薬や天ぷらなどの食材として、日本人に愛用されてきました。
会津地方では、江戸時代から栽培されていますが、栽培がとても難しく、収穫まで長い年月を要するため、国内の産地はごくわずかで、大変貴重な特用作物です。
特に、会津産の「おたねにんじん」は、品質が高く、一時は海外に輸出するほど栽培が盛んでしたが、外国産との価格競争や生産者の高齢化などの影響により、生産が急激に減少してしまいました。
ところが、震災、原発事故以降、「会津の伝統」、「地元会津産」を活用したいとの要望が強く寄せられるようになりました。
そこで、平成25年、産地の復興に向けて、「おたねにんじん栽培研究会」が発足し、喜多方地域では平成26年から新たに栽培が開始されました。
4年目を迎える今年の秋、ようやく収穫することが出来ます。
芽吹いたばかりですが、秋の収穫が楽しみです。