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畜産用情報通信技術(ICT)機器活用研修会を開催しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年2月9日更新

 畜産用ICT機器というとイメージがわかないかもしれませんが、最新の情報通信技術を活用し、牛舎内の牛の状態を電子機器が把握し、生産者の皆さんがお持ちのスマートフォンやパソコン等に情報を伝達するシステム等を表します。
 これらの畜産用ICT機器の活用により繁殖管理の省力化や事故防止を図るため、1月30日に農業共済組合会津支所において研修会を開催しました。
 研修会では、農研機構 畜産研究部 草地利用研究領域 山地放牧ユニットの喜田環樹氏より「畜産用ICT機器を活用した近未来畜産経営」と題して、国内外における畜産用ICTやAI(人工知能)機器の開発状況や現地での活用状況、さらには今後の可能性等について御講演をいただきました。
 その後、ICT機器メーカーから、牛の膣にセンサーを挿入し分娩時期をメールでスマホ等に通知する機器や首輪型センサーで牛の発情、分娩、健康状態をメール通知する機器、さらには分娩や発情の兆候を自宅で監視できるカメラ等について情報提供されるとともに、これらの機器を導入する際の補助事業や融資制度等についても説明がなされました。
 これらの機器の利用農家からは、これらの機器の活用が、分娩時期の把握や事故防止につながっていることや、牛の様子が自宅や外出先でも確認でき、経営に役立っていることなどについて報告されました。
 今回の研修会が畜産用ICT機器の普及につながればと期待しています。

農研機構 喜田氏の講演

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