会津身不知柿を活用した新商品開発研修会を開催しました
印刷用ページを表示する 掲載日:2018年1月26日更新
西会津町では、会津身不知柿をはじめとした柿は生食用として販売されるほか、以前から保存食としての干し柿の原料として利用されてきました。
しかし、近年利用される機会も減ってきたことから、利用されないで放置される柿の木も目立つようになり、鳥獣被害の原因ともなることから、伐採されてしまうことも少なくなく、地域資源である柿が活用されず地域から消滅してしまうことも危惧される状況にありました。
このため、これらの柿を活用し地域の特産品とするため、以前から地域でお茶うけとされてきた「干し柿のシソ巻き」に焦点を当て、商品化に向けて検討を行うこととしました。
1月15日(月曜日)には、西会津町加工ネットワーク会員らが集まり、「干し柿のシソ巻き」づくりを体験するとともに、西会津国際芸術村コーディネーターの矢部先生から商品化に向けたパッケージデザインについての講義を受けました。
矢部先生からは、商品に個性を持たせるため、一目でわかるデザイン、一言で言える機能、他人に語れるストーリーが大切とのお話をいただきました。
今回の研修会をもとに、受講生も「干し柿のシソ巻き」のストーリー性や機能について、改めて整理し、次回の研修会に臨むこととしています。
「干し柿のシソ巻き」が、利用されずに廃棄されてしまうことの多い会津身不知柿の有効活用に結びつくよう、今後も継続して支援してまいります。