喜多方市農業振興講演会が開催されました
印刷用ページを表示する 掲載日:2018年1月24日更新
1月11日(木曜日)に喜多方市農林業ビジョン(2017~2026)の策定を記念し、講演会が開催されました。
講演会では、宮城大学名誉教授の大泉一貫氏が「喜多方の農業を成長させるために必要なこと」と題し講演され、農業生産者、農業関係機関・団体関係者など多くの方々が、熱心に聴講されました。
講演では、喜多方市の農家は今後10年間で約4割の減少が予測される中、産出額1千万円以上の機関車農家を確保していくことが不可欠であること。
また、コメへの依存度が高い地域であるが、今後は、目標を「1俵当たり米価」から「10アール収入」へ転換していくことが必要であり、土地生産性の高い園芸作物や労働生産性の高い畜産を増やしてくこと、稲作では単収の向上がカギとなること。
さらには、種苗会社、生産農場、流通・卸、実需者が連携し知恵を出し合いながら生産の拡大や効率化を目指すフードチェーンの重要性についても力説されました。
聴講者からは、ネット通販の評価や中山間地域における付加価値農業(農商工連携等)の優良事例等についての質問がなされました。
今回の講演が喜多方市の農林業ビジョンの周知につながることを期待しています。