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平成29年度東北地域飼料増産シンポジウムに出席しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年10月31日更新

 10月20日(金曜日)に西郷村を会場として開催された東北地域飼料増産シンポジウムに出席しました。
  今回のシンポジウムは、東北地域飼料増産行動会議が主催し「コントラクター等を活用した自給飼料増産の取組み」をテーマとして、岡山県津山市における組織的なコントラクター組織の活動や本県被災農業者等が運営する(株)フェリスラテにおける耕作放棄地を集積・再生し自給飼料生産に結びつけた事例、さらには、西郷村での村が中心となってコントラクター組織を設立・運営している事例等について報告がなされました。
 午後からは西郷村内での現地調査に参加しました。
 最初の視察先である4戸の酪農家で設立された大規模酪農経営の雪割牧場(有)では、細断したデントコーンをロールしラッピングまで一台で処理できる細断型コンビラップの実演作業を視察しました。
 次の視察先である(農)鶴生ライスグロウィングは、本年度本県の農業十傑を選定する福島県農業賞を受賞した農業法人で、稲WCS(ホールクロップサイレージ)やデントコーンサイレージの生産、さらには水田への堆肥散布作業等に取り組んでおり、大規模経営であるため数多くの刈取収穫機やGPS機能付きのトラクター、農薬等の散布を行うドローン等が格納庫に収納されていました。
  本県では、西郷村を中心に39の自給飼料生産コントラクター組織が活動しており、その取組は年々拡大しています。
 今回のシンポジウムを通して農業者の減少や高齢化が進行する中、コントラクター組織を中心とした地域内分業システムの構築が、今後益々重要になってくるものと強く感じました。


刈取収穫機とファームワゴン(雪割牧場)細断型コンビラップ(雪割牧場)

汎用型収穫機(鶴生ライスグロウィング)農薬散布用ドローン(鶴生ライスグロウィング)

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