令和元年度東日本台風(台風第19号)災害の復旧
681haへ農業用水を供給する揚水機場の災害復旧 (本宮市白沢地域)
令和元年東日本台風により、本宮市白沢地区の白沢揚水機場は、地下ポンプ室及び1階電気室が水没し、稼働できなくなりました。
不稼働の状態では、米の作付けができないなど受益地に大きな影響を及ぼすことから、県営災害復旧事業により令和2年の作付けに間に合うよう、応急工事で1台を仮復旧したのち、本工事を進め、令和3年3月に全ての復旧工事が完了しました。
白沢揚水機場の概要
白沢揚水機場は、阿武隈川よりポンプで水をくみ上げ、本宮市白沢地区及び二本松市の一部地域の681ヘクタールの水田にパイプラインで農業用水を供給する農業用施設です。
白沢地域では、県営かんがい排水事業により、昭和49年から平成13年にかけて揚水機場やパイプラインを整備し、平成25年からは県営ストックマネジメント事業により、老朽化した揚水機設備の更新を実施していました。
災害復旧事業の概要
・ 事 業 名 : 農業用施設災害復旧事業(元年災)
・ 地 区 名 : 白沢地区
・ 事業内容 : 揚水機復旧工 N=3基
・ 事 業 費 : 6.7億円
現地の状況写真
阿武隈川の増水により水没した揚水機場 知事の被害状況視察(令和元年11月)
被害直後の揚水機場内の様子 工事完了時の揚水機場内の様子
白沢揚水機場 主変圧器の被災状況 白沢揚水機場 主変圧器の復旧状況
田植え時期の白沢地区受益地