農村関係人口の創出・拡大に向けた取組
農村関係人口の創出・拡大に向けて
農村関係人口とは
関係人口とは、「移住した『定住人口』でもなく、観光に来た『交流人口』でもない、地域と多様に関わる人々」と定義されています。(下図参照)
図 関係人口の概念図(出典:総務省「関係人口ポータルサイト」)
福島県農村振興課では、関係人口のうち、特に農村地域に特化したものを「農村関係人口」と呼び、人口減少、高齢化の進行に伴って活力が低下している農村地域において、外部からの活力を導入することにより地域を活性化し、農業・農村の多面的機能を維持することを目指し、農村関係人口の創出・拡大を図るための取組を実施してきました。
福島県におけるこれまでの取組
1 取組の内容
(1)セミナーやワークショップの開催(平成30年度から実施)
農村地域住民の意識啓発、地域リーダーの育成のため、日本型直接支払交付金の活動組織の構成員を対象に、優良事例紹介や有識者による基調講演を中心としたセミナーや、地域の課題解決をテーマとしたワークショップを開催しました。
(2)先行事例等調査、県内地域における地域資源発掘等支援(令和元年度から外部委託により実施)
県内において、都市住民が農村地域とつながりを持つきっかけや、先行事例の分類と成功要因を調査して類型化することにより、関係人口に係る啓発に向けた情報を整理しました。
また、実際に関係人口の創出・拡大を目指す県内の4地域において、地域づくりの専門家を交えた地域課題の明確化や地域資源の発掘、SNSを活用した情報発信及び関係人口との交流等を支援しました。
〔令和3年度支援地域〕
中田地区(石川町)、本村地区(喜多方市高郷町)、布沢地区(只見町)、入旅人地区(いわき市田人町)
2 これまでの取組成果(手引書の作成)
取組の成果をまとめて、以下の手引書(パンフレット)を作成しました。地域において、農村関係人口の創出・拡大の取組を行うにあたってご活用ください。
令和2年度作成 いなかといいなか 地域活性化のためのつながりのつくり方 [PDFファイル/5.89MB]
令和3年度作成 地域外の人たちとの関係づくり いなかといいなか手引書 [PDFファイル/2.48MB]
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