福島県GAP(農業生産工程管理)推進基本方針について
福島県GAP(農業生産工程管理)基本方針
第三者認証GAPは、農業生産工程において食品安全や環境保全、労働安全等に関して適切な管理が行われていることを第三者機関が認証する仕組みである。
県では、第三者認証GAPに取り組むことで、生産段階における放射性物質対策の実践とその見える化につながることから、県産農産物に対する風評払拭に向けて、平成29年5月にJAグループ福島と「ふくしま。GAPチャレンジ宣言」を行い、第三者認証GAPやふくしま県GAP(FGAP)(以下、「第三者認証GAP等」という)の導入・拡大、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会への食材供給等を通した国内外への情報発信などに取り組んできた。
この結果、令和2年度末で、認証件数は357 件、農場数は680経営体まで増加し、東京大会の選手村等において県産農産物7品目が活用され、その安全性や魅力を発信することができた。
一方、生産部会等産地ぐるみでの取組を進め、県産農産物の出荷販売数量の半分以上をGAP認証農場で生産された農産物(以下、「GAP認証農産物」という。)とすることを目指してきたが、個別経営体における取組が多く、現状では5%程度に留まっている。
引き続き、第三者認証GAP等の取組を推進するため、令和3年度からを「ふくしま。GAPチャレンジ 2nd STAGE」と位置づけ、「持続可能な開発目標(SDGs)」及び農林水産省「みどりの食料システム戦略」の理念を踏まえ、「GAPによる持続可能な農業の実現」を旗印に取組の一層の拡大を図ることとしている。
こうしたことから、令和3年12月に策定した福島県農林水産業振興計画に基づき、「ふくしま。GAPチャレンジ 2nd STAGE」を進めるに当たり、県の取組の方向性を定める。
「福島県農産物安全確保のためのGAP推進マニュアル(改訂版)」平成25年3月改訂
本県でGAPを取り組むにあたって、国が定めた「農業生産工程管理(GAP)の共通基盤に関するガイドライン」に則し、かつ放射性物質吸収抑制対策に対応したマニュアルを作成しました。
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○平成29年7月3日 農林水産省から「農業生産工程管理(GAP)の共通基盤に関するガイドライン」の準拠確認(野菜、果樹、米、大豆・そば)(農林水産省へリンク)
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