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第67回福島県農業賞表彰式を開催

印刷用ページを表示する 掲載日:2026年9月4日更新

第67回福島県農業賞表彰式を開催

 令和8年9月4日(金)、杉妻会館(福島市)において、第67回福島県農業賞表彰式を開催しました。

 今回の福島県農業賞(農業十傑)は、農業経営改善部門6件、集団活動部門(農村女性活動の部)1件、新規就農部門2件、復興・創生特別賞1件の計10件でした。

 

第67回福島県農業賞知事あいさつ 第67回福島県農業賞民報社賞

    (知事挨拶)    (福島民報社賞を授与される受賞者の皆様) 

【農業経営改善部門】  

♦農林水産大臣賞:鈴木 博之 様(白河市)

受賞者名 (敬称略) 経営の特徴

五幣 治男

五幣 雅子

 

(伊達市)

○経営開始当初より、種なし巨峰の栽培方法確立や貯蔵技術の導入等、ぶどうの高品質化と安定生産の実現に尽力し、地域をけん引してきた。
○令和3年からいちごを経営品目に加え、経営リスク分散と年間を通じた雇用の確保を図り、令和7年にはぶどう部門を娘夫婦に任せ、更なる規模拡大に取り組んでいる。
○五幣雅子さんは、平成18年~23年まで県指導農業士を務め、現在でも地域農業の担い手の確保・育成に尽力している。

鈴木 博之

 

(白河市)

○「親方アスパラ」の名称で展開しているアスパラガスを経営の主力とし、ハウスごとの環境データ管理等により直近年は単収2,333kgと県平均の440kgを大きく上回った収量を上げている。
○JGAP認証取得による安全管理やリスク管理等の実践に取り組んでいる。
○県指導農業士を務め、認定研修機関として県内外の研修生の受入や地元小学校と連携し食農教育に取り組む等、担い手の育成に貢献している。

長谷川 秀力

長谷川 伸枝

 

(西会津町)

○きゅうりを経営の主力とし、JAきゅうり部会の西会津支部長として地域に先駆けて施設化、適応品種の検討や土壌病害対策を実施し部会員へ共有するなど、地域のきゅうりの安定生産に貢献している。
○令和6年から冬季のスギ花粉採取に取り組み、農業所得の向上と積雪地域における冬季の雇用創出に繋げている。
○土壌分析に基づきミネラル成分を補った高品質なきゅうりは、学校給食の食材として提供されている。

アグリサービス荒海株式会社

 

(南会津町)

○過疎地域に指定されている南会津町田島地区において、地域の担い手として担い手不在の小規模農地や遊休農地の集約・再生を進め、同地区最大の稲作経営体へと発展した。
○自動操舵等のスマート農業技術の導入による生産体制の強化や乾田直播等の組み合わせによる繁忙期の分散に取り組み、大規模経営を実現している。
○令和7年からは自社から7~8km離れた担い手不足に悩む集落でも耕作を開始し、持続可能な地域農業の維持・発展に尽力している。

株式会社飯崎生産組合

 

(南相馬市)

○大豆→水稲→子実用とうもろこし→タマネギによる3年4作体系のブロックローテーションを確立し、地力の維持・向上や土壌物理性の改善を図ることで、地域平均を大幅に上回る高単収・高品質生産を実現している。
○大規模経営モデルの実証プログラムでの取組を踏まえ、自動操舵等のスマート農業技術の導入や乾田直播による作業量の平準化により、限られた人員で効率的な複合経営を可能としている。
○南相馬市が運営するみらい農業学校の研修受入も定期的に行い、地域の農業者にも自己の技術研鑽で得た知見や技術を共有するなど地域全体の技術水準の向上に貢献している。

 

鈴木 利令

 

(広野町)

○震災後、仲間とともにほ場管理や試験栽培に尽力し、営農再開後は自動操舵等のスマート農業技術の導入による省力化を進めつつ、適切な肥培管理により米の食味・単収向上を達成している。
○特別栽培米「とんぼのめがね米」のブランド化やふるさと納税返礼品への登録を行政と連携して実現し、地域全体の収益向上に繋げた。
○平成27年から広野町農業委員会会長を務め、地域計画の策定に向けた農地バンク契約を認定農業者の仲間を通して推進した結果、小規模農家にも波及し、町内の農地の集積・集約化に大きく貢献した。

集団活動部門(農村女性活動の部)】
受賞者名 (敬称略) 組織の活動

福島県農産物加工者連絡協議会

 

(広域)

○農産物加工に取り組む県内全域の農業者等46人からなる組織で、農産物加工の知識と技術向上の研修や販売に向けた情報発信のためのイベント活動等を通して農業経営の発展に寄与することを目的とし活動している。
○平成19年の設立以降、会員間で加工技術を伝承し、相互の技術を高めつつ加工品の開発を行い、「しいたけの甘酢漬け」は、道の駅ばんだいにおいて人気商品となり、地域の活性化に貢献した。
○令和7年度からは、有力会員の高齢化等による退会が相次いだことを受け、協議会として技術の早期伝承・継承を最重要課題に掲げ活動している。

【新規就農部門】
受賞者名(敬称略) 経営の特徴

太田 啓詩

 

(鏡石町)

○就農前に第65回福島県農業賞を受賞した小沢充博氏の下で、いちごの栽培技術等の研修を行った後、「とちおとめ」を専門とし、不耕起の土耕栽培や環境制御装置の導入など先進的ないちご経営を展開している。
○直売所併設カフェを拠点に6次化に取り組んでおり、急速冷凍による原料確保やドライ加工により通年でソフトクリーム等の商品提供を可能としている。
○現在1名の研修生がいちご栽培技術や経営について研修中であり、担い手育成等にも貢献している。

星 めぐみ

 

(会津若松市)

○宿根カスミソウを中心に市場と直売のニーズに合わせて、県内でも希少な品目や品種を選定した多品目の花き生産を展開している。
○ほ場観察に基づく排水性の改善による生育確保やジニア等の希少品目の摘芯方法の見直しによる切り花本数の増加など、試行錯誤を重ね生産性の向上を図っている。
○令和6年に就農した女性農業者の相談を受けたり、指導を行ったりするなど、先輩農業者としての役割も果たしている。

【復興・創生特別賞】

受賞者名 (敬称略) 復興・創生への取組

株式会社smile farm

 

(川俣町)

○「誰もが笑顔になれる農園づくり」を経営理念に掲げ、いちご、花き、水稲、観光、飲食、福祉を組み合わせた複合経営を展開し、地域活性化と雇用の創出を軸とした持続可能な農業経営へ発展している。
○特に、いちご部門では、「地域に人が集まる農業」の実現を目指して経営を発展させた結果、年間1万人超の交流人口を創出する地域活性化の核となる観光農園へと成長した。
○県青年農業士を務め、地域おこし協力隊や農業体験、視察受入れを積極的に行うなど、今後ますます担い手育成への貢献が期待される。

 

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