うつ病について 「うつ病はどうして起こるの?」
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
うつ病はどうして起こるの
どういう人がうつ病になりやすい?
○几帳面、きまじめ、律儀、正直、仕事好き、完全主義、強い責任感
○人と争えない、他人の目を気にする、頼まれ事を断れない
信頼を裏切らないようにと、能力以上のことを引き受け、絶えず人との折り合いに気配りをするようなタイプの方がうつ病になりやすいと言われることがあります。しかし、うつ病は誰でもかかり得る病気です。
うつ病にはきっかけはあるの?
様々な生活体験がうつ病のきっかけになります。ストレスと個人の性格や行動様式が相互に関連して、うつ病になります。うつ病が悪化すると自殺の危険もでてきます。
<様々な要因>
○環境の要因
職場のストレス(仕事、人間関係)
家庭のストレス(不和、借金)
社会的支援の不足(職場、家庭などで)
喪失体験(役割、親しい人など)
慢性の病気(癌、難病など)
精神疾患(アルコール依存症など)
社会的風潮(不況、戦争など)
○個人の要因
性格、体験・行動様式、生物学的要因
うつ病では、身体にどんな変化が起きているの?
脳には、百数十億個の神経細胞があります。感情や思考は、この神経細胞の働きによって生まれています。神経細胞の働きは、「神経伝達物質」によって調節されています。
うつ病では、この「神経伝達物質」がうまく働かなくなっているのです。 うつ病は、脳の神経機能に変調が起きている病気なのです。