うつ病について 「うつ病はどんな病気?」
うつ病とは?
人は誰でも悲しいことや失敗を体験すると、落ち込んだり憂うつな気持ちになります。
多くの場合は時間がたてばもとに戻りますが、このような状態が長く続き、日常生活に支障をきたしてくる場合「うつ病」が考えられます。
○うつ病は、誰でもがかかる可能性のある病気です。
○心配や過労・ストレスが続くとかかりやすくなります。
○早期発見・早期治療が大事です。
うつ病は身近な病気
我が国のうつ病
○ 欧米よりは少ないものの、うつ病を体験する頻度は、生涯に約15人に1人、生涯有病率は7,5%となっています。
○ うつ病にかかっている人の1/4程度が病院を受診していますが、残りの3/4は、病状で悩んでいても病気であると気づかなかったりして、医療をうけずにいます。
○ うつ病は自殺と関係がありますが、自殺する人の数が年々増えてきています。うつ病の予防や早期発見、早期治療が自殺予防につながります。
うつ病を疑うサイン
自分が気づく変化 | 周囲が気づく変化 |
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1、悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分 2、何事にも興味がわかず、楽しくない 3、疲れやすく、元気がない(だるい) 4、気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう) 5、寝つきが悪くて、朝早く目がさめる 6、食欲がなくなる 7、人に会いたくなくなる 8、夕方より朝方の方が気分、体調が悪い 9、心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする 10、失敗や悲しみ、失望から立ち直れない 11、自分を責め、自分は価値がないと感じる など | 1、以前と比べて表情が暗く、元気がない 2、体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くなる 3、仕事や家事の能率が低下、ミスが増える 4、周囲との交流を避けるようになる 5、遅刻、早退、欠勤(欠席)が増加する 6、趣味やスポーツ、外出をしなくなる 7、飲酒量が増える など |
*うつ病は、気持ちの変化だけでなく、身体の症状を引き起こすこともあります。
うつ病で見られる体の症状 |
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・ 頭痛 ・ 倦怠感 ・ 肩こり ・ 胃の痛み ・ 下痢、便秘 ・ 発汗 ・ 息苦しさ |