夏に多い食中毒について
食中毒は、一年を通して発生していますが、ご存じのとおり気温が高くなる夏期は特に注意が必要です。
以下は、夏期に多い食中毒の特徴です。ご家庭での食中毒にご注意ください。
食中毒ってナーニ? (福島県保健福祉部食品生活衛生課ホームページにリンクします)
腸炎ビブリオの特徴と予防法
| - 沿岸部の海中に分布しており、特に海水温があがる夏場に多くなります。
- 購入した魚介類に既に付着していることがあります。
- 増殖が非常に早いため、温度管理と食べるまでの時間短縮が重要です。
- 好塩菌で塩分を好みますが、真水には弱い菌ですので、魚介類は調理前に水道水による十分な洗浄が有効です。
- 魚介類を扱ったまな板や包丁に付着した菌が他の食材にうつって起きる事故が多いため、魚介類を扱った手指、調理器具は十分に洗浄・消毒しましょう。
- 冷蔵保存を徹底しましょう。
- 主な症状: 激しい腹痛、下痢、発熱(37℃~40℃)、嘔吐
- 潜伏時間(食べてから症状が出るまでの時間): 4~28時間(通常10~18時間)
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サルモネラ属菌の特徴と予防法
| - ヒト、動物等広く分布しています。
- ペットも保菌していることがありますので、動物や鳥を世話した後は手の洗浄消毒が必要です。
- 食肉、卵などに付着していることがあります。
- 最近、生の卵を使用した食品を原因とした本菌による食中毒が報告されています。
- 熱に対して比較的弱いので、十分な加熱調理が有効です。
- 食肉、卵などを扱った手指、調理器具は、そのつど洗浄消毒しましょう。
- 冷蔵保存を徹底しましょう。
- 主な症状: 腹痛、下痢、発熱(38℃~40℃)
- 潜伏時間(食べてから症状が出るまでの時間): 6~72時間(通常12~24時間)
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