インターネット、SNSの安全利用
インターネットの危険から青少年を守るために
| こども・青少年の皆様へ | 保護者の皆様へ | 携帯電話販売店の皆様へ |
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近年、インターネットやSNSの利用に端を発して、こどもが犯罪(闇バイト等)やトラブル(いじめや誹謗中傷)に巻き込まれる事件が多発しています。
こどもたちが将来にわたってインターネットを適切に利用しながら、安全で安心な生活を送るためには、正しい知識を持って、情報の真偽を見極め適切な行動が行えるよう、こどもの発達状態に応じた情報モラル教育の推進が益々重要になってきています。
SNSがきっかけで犯罪に巻き込まれた青少年の数

出典:「令和6年における少年非行及び子供の性被害の状況(更新版)」(警察庁)(https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/syonen.html)
ふくしま情報モラル診断とは
福島県では、福島の未来を担うこどもたちが、情報社会で適正な活動を行うための基となる考え方や態度を身に付け、ICTを活用して問題解決できる能力を伸ばし、夢や希望をもって活躍できることを応援するため、県教育委員会や県警察本部と連携して、ふくしま情報モラル診断を実施しています。
過去の診断結果について詳しく知りたい場合は「ふくしま情報モラル診断の実施結果について」をご覧ください。
こども・青少年の皆様へ
犯罪被害にあわないために
SNSでのやりとりは楽しい一方で危険もいっぱいあります。
SNSの世界では、名前や年齢を明かす必要がないことから、年齢や性別を偽って、青少年に悪意を持って接触をしようとする悪い大人も多数おり、犯罪に巻き込まれる青少年も後を絶ちません。
SNSのやりとりだけで親しくなった人とひとりで会いに行くのは危険
いつもSNSで相談にのってくれる優しい相手を信じて会いに行ったところ誘拐される事案が発生しています。
相談したいことがあるときは、まず家族や友人、先生等に相談し、SNSで相談する場合は、個人情報を伝えたり、実際に会わないようにしましょう。
また、こども・青少年の皆さんを対象とした相談窓口もありますので気軽に利用してください。
詳しくは「各種相談機関一覧」をご覧ください。
オンラインゲームで知り合った人からプレゼントをもらうのは危険
オンラインゲームで仲良くなった相手からゲームで使うアイテムをもらったところ「代わりに裸の写真を送って」などと要求される事案が発生しています。
裸の写真を送ると、送った写真が拡散されたり、送った写真をもとに脅迫されたりする可能性があります。
SNSやゲームで知り合った人には、自分の写真や名前などの個人情報を送らないようにしましょう。
万が一、写真や個人情報を送ってしまった場合は、保護者に知らせて警察や相談機関に連絡しましょう。
詳しくは「オンラインゲーム上には、こどもに迫る犯罪者がいます! [PDFファイル/4.34MB]」出典:警察庁をご覧ください。
うさ晴らしに投稿することは危険
SNSで友達の悪口や生成AIで加工した写真を投稿したり、有名人の悪口や根拠のない嘘を拡散するトラブルが発生しています。
軽い気持ちやうさ晴らしで投稿しても、SNSで拡散されてしまい、誹謗中傷された相手から訴えられるケースもあります。
匿名で投稿しても、誰が投稿したか特定が可能です。
安易な気持ちでインターネット上で誹謗中傷したり、それに同調しないようにしましょう。

犯罪に加担しないために
SNSやインターネットの掲示板には、仕事の内容を明らかにせずに著しく高額な報酬の支払いを掲示し、犯罪の実行者を募集する投稿が掲載されています。
「簡単に高収入を得られるなら」と軽い気持ちで応募して、その結果、強盗や詐欺といった犯罪に加担することとなり、逮捕された人がたくさんいます。
このような募集には、絶対に応じないでください。
闇バイトはバイトではなく犯罪です
「高額」「即日即金」「ホワイト案件」等の「楽で、簡単、高収入」であることを強調する求人情報には特に注意してください。また、シグナルやテレグラムといった匿名性の高いアプリに誘導されたりする場合は犯罪に関わる危険性が高いので注意してください。
怪しいかもしれない、と迷ったら、「必要なお金が貯まるまで」「一回だけなら大丈夫」などと一人で判断せずに、家族など周囲の人や警察に相談しましょう。
詳しくは、「それ、「バイト」ではなく「犯罪」です!! [PDFファイル/4.62MB]出典:警察庁」をご覧ください。
オンラインカジノは犯罪です
海外で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪です。
「有料版」はもちろん、「無料版」や「無料ボーナス(ポイント)」であっても、オンラインカジノの利用は絶対にやめましょう。
バカラ、スロット、スポーツベッティング等、その名称や内容にかかわらず、オンライン上で行われる賭博は全て犯罪です。
詳しくは、警察庁webサイト「オンラインカジノを利用した賭博は犯罪です」をご覧ください。

保護者の皆様へ
こどもたちがインターネットを利用した犯罪やトラブルに巻き込まれないためには、何より家庭での教育が重要です。ペアレンタルコントロールなどこどもの成長段階に合わせた家庭でのルールをつくり、低年齢から親子でメディアリテラシーを高めていくことが必要です。
今すぐ始めよう!!ペアレンタルコントロール
ペアレンタルコントロールとは、不適切な情報の閲覧やアプリの使用を制限するフィルタリング設定や、1日の利用時間や利用場所の設定など親子のルールづくり等により保護者がこどものインターネット利用を管理することです。
こどもが安心・安全にインターネットを利用できるよう、家庭のルールをこどもと一緒に作りましょう。

必ず利用しよう!フィルタリングサービス
フィルタリングサービスはこどもと違法・有害情報との不用意な接触から守り、安心・安全にインターネットを利用する手助けをするサービスです。
こどもが安全にインターネットを使い、保護者が安心して見守るための機能となります。
フィルタリングによる制限は、段階的に調整できるので、こどもの成長に合わせた見守りが可能です。
詳しくは、総務省webサイト「上手にネットと付き合おう!安全・安心なインターネット利用ガイド」をご覧ください。
携帯電話販売店の皆様へ
こどもたちが安心・安全にインターネットを利用するためには、保護者だけでなく販売店の皆さまの協力が必要です。
販売店の皆さまには、保護者の知識・認識不足による未加入や解除等がないように、情報提供の機会を設けると共にフィルタリングサービスの有用性を丁寧に説明し、フィルタリングサービスの普及促進にご協力をお願いします。
インターネットの説明義務
青少年インターネット環境整備法及び福島県青少年健全育成条例に基づき、保護者または青少年(「青少年」とは18歳に満たない者をいう。)にフィルタリングサービスの必要性やインターネット利用の制限・監督機能について書面により説明を行ってください。
説明する場面
- 携帯電話インターネットの新規契約をしようとするとき
- 端末の機種変更を伴う携帯電話インターネットの変更契約をしようとするとき
- フィルタリングサービスを新たに利用する変更契約をしようとするとき
- フィルタリングサービスの利用を解除する変更契約をしようとするとき
説明する内容
- 携帯電話インターネット接続役務の提供を受けることにより、青少年が有害情報の閲覧をする可能性があること
- フィルタリングサービスの利用の必要性及び内容並びに青少年フィルタリング有効化措置の必要性及び内容
- インターネットの利用を制限し、又は監督する機能のうち、青少年の発達段階に応じて保護者又は青少年が活用することができる機能の内容
- インターネットを不適切に利用することにより犯罪を誘発し、犯罪による被害を受け、又は自己若しくは他人に対し有害な行為をするおそれがあること
- 保護者が、フィルタリングサービス不要の申出をするときは、携帯電話事業者等に対し書面(理由書)等を提出しなければならないこと

フィルタリングの設定義務
青少年インターネット環境整備法により、保護者または青少年が、青少年が使用するスマートフォン等について、フィルタリングサービスを利用する役務提供契約を締結する場合、購入時や機種変更時にはフィルタリングを店頭で設定しなければなりません。
また、福島県青少年健全育成条例により、フィルタリングを店頭で設定しない場合には、必ず保護者からの書面等による申出が必要となり、その申出書又はその内容を保存する手続きが必要になります。
詳しくは、「青少年インターネット環境整備法事業者向けQ&A [PDFファイル/343KB]出典:総務省」「福島県青少年健全育成条例及び同条例施行規則」をご覧ください。
リンク集
インターネットの安全利用に関するリンク
外部リンクが開きます
- 総務省webサイト「上手にネットと付き合おう!安全・安心なインターネット利用ガイド」
- こども家庭庁webサイト「ネットの危険から子供を守るために」
- 文部科学省webサイト「情報モラル教育ポータルサイト」(生成AIの活用等について)
- 政府広報オンライン「児童・青少年の健全育成」
- 経済産業省webサイト「違法・有害情報フィルタリングについて」
- 警察庁webサイト「なくそう、子供の性被害」
- 法務省webサイト「インターネット上の人権侵害をなくしましょう」
各種相談機関
- ふくしま24時間子どもSOSなど(福島県教育委員会)「教育相談窓口のご案内について」
- いじめ110番など(福島県警察本部)「福島県警の相談窓口」
- 24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)「子供のSOSの相談窓口」
- こどもの人権110番(福島地方法務局)「人権擁護事務」
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