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百日咳対策について

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年5月27日更新

「百日咳」対策について

【ご注意ください】百日咳の感染報告が増加しています

全国的に百日咳の報告が増加しています。

福島県でも、令和6年は19人の届出でしたが、令和7年は5月18日までに152人の届出がありました。

百日咳の主な感染経路は、飛沫感染や接触感染です。感染拡大防止のため、手洗い・場面に応じたマスクの着用など、基本的な感染対策をお願いします。

特に、乳幼児が感染すると重症化のおそれがあります。百日咳の予防には、5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)等の接種が有効です。

予防接種(定期接種)が可能な年齢になりましたら、早めにワクチン接種を検討してください。

また、乳幼児のいる家庭では、家族内での感染に注意してください。

厚労省チラシ

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001488889.pdf

●定期予防接種について

予防接種法により定期予防接種が行われています。定期予防接種は、無料で受けることができます。

※令和7年度以降、主に5種混合ワクチンを用いることになっており、以下は5種混合ワクチンの接種スケジュールです。

【初回接種】生後2~7か月に至るまでの期間を標準的な接種期間として20日以上(標準的には20~56日まで)の間隔をおいて3回接種します。

【追加接種】初回接種終了後、6か月以上(標準的には6~18か月まで)の間隔をおいて1回接種します。

定期予防接種については、お住いの市町村の予防接種担当窓口までお問い合わせください。

百日咳とは

百日咳菌の感染によって、けいれん性の激しい咳発作を生じる急性の気道感染症です。

いずれの年齢でもかかりますが、小児が中心となっています。

乳児では重症化しやすく、肺炎、脳症を合併し、まれに死に至ることがあるので注意が必要です。

感染経路

主な感染経路は、鼻水や咳などによる飛沫感染や、接触感染とされています。

百日咳の主な症状

1 カタル期(約2週間持続)

かぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増え、程度も激しくなります。

2 痙咳(けいがい)期(カタル期の後に約2~3週間持続)

次第に特徴あるけいれん性の咳(痙咳)となります。夜間の発作が多いですが、年齢が小さいほど症状が多様です。

乳児期早期では特徴的な咳がなく、単に息を止めているような無呼吸発作からチアノーゼ(顔や唇、爪の色が紫色に見えること)、けいれん、呼吸停止と悪化することがあります。肺炎や脳症などの合併症にも注意が必要です。

3 回復期(約2~3週間)

激しい発作は次第におさまり、回復に向かいます。

成人では、咳が長く続くことがありますが、典型的な発作性の咳は徐々におさまります。

治療

一般的には、抗菌薬による治療が検討されます。また、咳止めなどの対症療法が行われることがあります。

医療機関の皆さんへのお願い

百日咳は、感染症法で五類感染症(全数把握対象)に定められています。

百日咳と診断した場合は、診断した医師により「7日以内」に最寄りの保健所へ届出をお願いします。

届出基準及び発生届の様式はこちら(厚生労働省ホームページへ)

関連リンク

百日咳について(厚生労働省ホームページ)

百日咳の発生状況について(国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所ホームページ)

広域予防接種(一般社団法人福島県医師会ホームページ)

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