マイコプラズマ肺炎が流行しています!
印刷用ページを表示する 掲載日:2024年10月23日更新
マイコプラズマ肺炎が流行しています!
県内においてマイコプラズマ肺炎の定点当たりの報告数が増えています。全国的にも増加傾向にあり、例年と比較して高い水準での流行が続いているため、手洗いや咳エチケットなど基本的な感染対策をお願いします。
マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若年層を中心に全年齢で1年を通して報告があり、秋冬に増加する傾向にあります。
感染経路
患者の咳やくしゃみなどのしぶきを吸い込んだり(飛沫感染)、感染者と接触したりすること(接触感染)により感染すると言われています。
主な症状
潜伏期間は2~3週間と比較的長いです。発熱や全身倦怠感、頭痛、咳などの症状がみられます。咳は熱が下がった後も3~4週間程度続くのが特徴です。マイコプラズマ肺炎は軽症で済む人が多いですが、一部の人は肺炎になったり、重症化することもあります。また、無菌性髄膜炎、脳炎などの中枢神経系症状、中耳炎などの合併症がみられることもあります。
予防のポイント
普段から流水と石けんによる手洗いや、咳の症状がある場合にはマスクを着用するなど咳エチケットを心がけることが大切です。
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