エムポックスについて
「エムポックス」の感染事例が国内でも確認されています。
・エムポックスは、エムポックスウイルスによる感染症です。
・これまで主にアフリカ大陸で発生が報告されていた「エムポックス」の患者について、欧米を中心に感染事例が報告されています。
・令和4(2022)年5月以降、エムポックス流行国への海外渡航歴のないエムポックス患者が欧米等を中心に世界各国で確認されています。
・国内でも令和4(2022)年7月に国内1例目が確認されており、国内においても海外渡航歴のある者との接触が確認できない事例も報告されています。
※令和5(2023)年5月26日に「サル痘」から「エムポックス」に感染症法上の名称が変更されました。
症状について
・体の部位に関係無く、発疹や水ぶくれなどがないかどうか注意してください。
(特に顔、口、手足、肛門、性器、臀部(尻)での発生に注意してください)
・その他、発熱、頭痛などの症状が見られる場合があります
・多くの場合、2-4週間で自然に治るとされていますが、小児や患者の健康状態、合併症などにより重症化することがあります。
・水ぼうそうなどの他の発疹を生じる病気との区別が難しいことがあります。
感染経路について
主に感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液に触れた場合(性的接触を含む)、患者と近くで対面し、長時間の飛まつにさらされた場合、患者が使用した寝具等に触れた場合等により感染します。
家庭での感染予防について
・手指衛生(流水と石けんによる手洗い、擦式アルコール性手指消毒薬での消毒)
・マスクの着用
・発疹などがみられた際は、リネン類の共有を避け、他の人と肌や顔を接しないようすること。
エムポックスを疑う症状があった場合について
・発疹などのエムポックスを疑う症状がある場合、最寄りの医療機関に相談してください。
・医療機関を受診する際には、マスクの着用や発疹部位をガーゼなどでおおう等の対策をした上で受診してください。
関連リンク
エムポックスについて(厚生労働省のホームページ)
エムポックスとは(国立感染症研究所のホームページ)
海外感染症発生情報(厚生労働省検疫所のホームページ)