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麻しん(はしか)対策について

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年5月23日更新

麻しん(はしか)対策について

【ご注意ください】麻しん(はしか)の国内外での感染報告が増加しています

 日本国内での麻しん(はしか)の報告数は、直近で最も報告の多かった2019年以来、少ない数で推移していましたが、2025年は2020年~2024年の各年の報告数を上回り増加しています。

 ベトナムを始めとする海外での流行が報告されており、日本では海外渡航歴のある人からの感染事例の報告が増えています。

 海外渡航後の感染や、国内での感染にご注意ください。

 麻しんは感染力が非常に強く、空気感染するため、手指消毒やマスクのみでは十分に防ぐことができません。

 ワクチン接種が有効な手段ですので、定期接種対象者(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)や海外渡航を計画している方、医療・教育関係者等は、予防接種が済んでいるか確認をお願いします。

 厚労省チラシ      厚労省チラシ(海外渡航者向け①)  

https://www.mhlw.go.jp/content/001131749.pdf  https://www.mhlw.go.jp/content/001452642.pdf

 ●定期予防接種について

 予防接種法により定期予防接種が行われています。定期予防接種は、無料で受けることができます。

   【第1期】:1歳以上2歳未満

   【第2期】:小学校入学前の1年間

 定期予防接種については、お住まいの市町村の予防接種担当窓口までお問い合わせください。

麻しん(はしか)とは

 麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによる感染症です。

 国内での発生は予防接種の徹底により激減し、平成27年3月に日本は「麻しん排除状態」であると世界保健機関西太平洋地域事務局より認定されています。

 最近の患者発生は海外からの輸入例が中心であり、海外で感染した患者を契機とした国内での感染拡大が散発しています。

 <麻しんの発生状況はこちら>
 麻疹-発生動向 (国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所のホームページ)

麻しんの感染力

 麻しんは、非常に感染力が強い感染症です。

 麻しんに対する免疫を持っていない人が、感染している人と接触すると、ほぼ100%感染するといわれています。

麻しんの症状

 ・潜伏期間:約10~12日間

 ・発熱、咳、鼻水などの風邪のような症状

 ・発疹(耳の後部あたりから始まり、全身に広がる)

 ・結膜充血(目の充血)

 ・口腔内の白い発疹(コプリック斑)

 ・合併症として脳炎や失明などがあり、重症化すると死亡することもあります。

  【修飾麻しん】
   麻しんに対する免疫が不十分(過去に受けたワクチン接種の効果が弱まった場合など)な状態の方が感染した場合は、上記のような典型的な症状が見られないこともあります。
   例:発疹が数個のみ、高熱がない、潜伏期間が長いなど
   ただし、人に感染させる力はあるため、要注意です。

医療機関の皆さんへのお願い

 麻しんは、感染症法で五類感染症(全数把握対象)に定められております。

 麻しんと診断した場合は、診断した医師より「直ちに」最寄りの保健所へ届出をお願いします。

 届出基準及び発生届の様式はこちら(厚生労働省ホームページへ)

治療

 特別な治療法はなく、対症療法が行われます。

関連リンク

 麻しんについて(厚生労働省のホームページ)

 麻しんとは(国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所のホームページ)

 広域予防接種(一般社団法人福島県医師会のページ)

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