精度管理って?
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年5月25日更新
医療現場における臨床検査値や水道水の分析値などの情報は、私たちが安全に生活する上で欠かせないものとなっているため、 正確、かつ精度の高いものである必要があります。 (もし、検査値に間違いがあった場合、医療過誤や健康被害などの重大な問題を引き起こすことは言うまでもないでしょう。) 現在、各検査機関で実施する検査内容は、微生物から化学物質まで多種多様にわたっており、その検査レベルも極微量レベルでの測定が求められています。 当然のことながら、検査には高度の施設や検査機器を要し、検査者についても相当の熟練した技術が要求されることになります。 このような状況下で、検査の信頼性を保証するためには、日々の精度管理が非常に重要となります。 福島県では、外部からの客観的な評価をとおして、各検査機関の検査精度向上を図るために次の精度管理事業を実施しています。「精度管理」とは、検体の採取から、検査結果の報告にいたる一連の作業工程の中で検査の精度を適正に保つために措置を講ずることをいいます。