サルモネラ
印刷用ページを表示する 掲載日:2021年8月17日更新
Salmonella spp.
菌の特徴
サルモネラは、鶏、豚、牛などの動物の腸管内に分布しており、ネズミ、ハエ、ゴキブリやペット類も汚染源となります。近年、サルモネラ・エンテリティディス(Salmonella Enteritidis)による食中毒が発生しており、少量の菌量(100個程度)で発症することが知られています。また、幼児や高齢者の方は、サルモネラに対する感受性が高いので、特に注意が必要です。
原因食品
主な原因食品は、牛・豚・鶏などの食肉や卵などです。特に近年では、サルモネラ・エンテリティディスによる鶏卵の汚染により、オムレツ、卵焼き、自家製マヨネーズなど鶏卵を原料とし、十分な加熱工程のない食品が原因となっています。
症状
潜伏期間は、5~72時間。主症状は、腹痛、水様性下痢、発熱(38~40℃)。
予防のポイント
- 卵は、新鮮なものを購入すること。
- 購入後は、冷蔵保管し、生食する場合は、表示されている期限内に消費すること。
- 調理後または割卵後は、早めに食べること。(卵の割置きは絶対にしないこと。)
- 調理の際は、食品の中心部まで火が通るように十分に加熱すること。
- 食肉や卵などを取り扱った手指や調理器具は、その都度必ず洗浄消毒すること。