プール水の浄化の仕組み
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
Q4:プール水の浄化の仕組みはどういうものでしょうか。
プールの施設基準には、海水又は温泉水を原水として利用するプールであって常時清浄な用水が流入し、清浄度が保てる構造である場合を除き、浄化設備を設けることが規定されています。
プール水の浄化の目的には、一つは入泳者に快適性を与えるための水の透明感の確保があり、さらに水中の溶存物質などの増加を防止することがあります。
これは、ひいては消毒薬である塩素剤の消耗低減につながり、病原菌やウィルスによる水系感染症の防止に役立ちます。
現在一般的に行われている浄化システムは下図のようなもので、循環ろ過式と言われています。
ポンプによってプールから引き出されたプール水が、集毛器で大きなゴミを除かれ、ろ過されて澄んだ水となり、最後に滅菌器から注入される塩素によって滅菌されてプールに環流します。