医療安全支援センター(医療相談センター)のご案内
福島県では、医療法第6条の13に基づく医療安全支援センターとして「医療相談センター」を設置し、医療相談を行っています。
医療相談について
- 医療相談センターでは、中立的な立場から、「患者・家族」と「医療機関」との信頼関係の構築を支援します。具体的には、相談内容を整理し相談者が自主的に解決できるよう助言を行います。また、他の相談窓口の紹介など情報提供を行います。
- ご相談は、電話やEメールにより受け付けています。
- 面談による相談はご遠慮いただいておりますのでご了承ください。
ご留意ください(医療相談センターで対応できない内容)
- 医療機関とのトラブルについては、当事者間での話し合いによる解決が原則となります。法的な解決を希望される場合は弁護士等にご相談ください。
- 話し合いの場への同席や、トラブルに関する仲裁・調停行為はできません。
- 医師の診断や診察内容の適否、治療の妥当性、検査の必要性等についての判断はできません。
- 医療行為に関する過失の有無、責任の所在についての判断はできません。
- 医療機関(医療従事者)に対する指導はできません。
よくある相談Q&A
医療相談センターによく寄せられる相談事例 [PDFファイル/373KB]
1 どのようなことが相談できますか。
最寄りの医療機関が知りたい、医療費や制度に関する問合せ先が知りたい、受診に関する心配ごとといった医療に関する相談をお受けしています。
医療相談センターでは、中立的な立場から、助言や他の相談窓口の紹介などの情報提供を行っています。
次のことは、医療相談センターでは対応できませんのでご了承願います。
<対応できない内容>
〇話し合いの場への同席や、トラブルに関する仲裁・調停
〇医師の診断や診察内容の適否、治療の妥当性、検査の必要性等についての判断
〇医療行為に関する過失の有無、責任の所在についての判断
〇医療機関(医療従事者)に対する指導
2 医師や看護師から受けた説明の内容がよく分からなかったのですが…。
分からないことや不安なことは、遠慮せず医師・看護師など医療機関の職員に尋ねてみましょう。
その際は、質問事項をメモして、それを見ながら質問するとよいでしょう。医師の説明をメモしながら聞くと、後から確認するのに役立つこともあります。
自分ひとりでは自信がない場合は、家族や信頼できる方に同席してもらうこともよいかと思います。
3 医師の診断や診察内容に疑問があります。希望する治療が受けられません。
医療相談センターでは医師の診断や診察内容、治療の必要性等について判断できません。
疑問に思う点は医師に尋ねてみましょう。
4 処方された薬が効かないのですが。
医師の指示どおりに服用しても効果が感じられない場合は、医師に相談してみましょう。
5 医療ミスを疑っているのですが。
医療相談センターでは医療行為の是非や過失の有無、責任の所在について判断できません。また、話し合いの場への同席や仲裁・調停行為もできません。
当事者間の話し合いが基本となりますので、直接医療機関に連絡し、詳しい説明を求めてみましょう。説明・話し合いの場には、できるだけ家族や信頼できる方に同席してもらい、メモを取りながら参加するとよいでしょう。
病院の場合は、院内の患者相談室等に相談し、話し合いの調整を依頼する方法もあります。
当事者間の話し合いで解決できない場合や、法的な解決を希望する場合は、弁護士等にご相談ください。
6 理由が分からないまま診療を拒否されたのですが。
医療機関に対し、診療できない理由を尋ねてみましょう。
7 複数の病院で診察を受けましたが、なかなか良くならないので、おすすめの病院を教えてください。
医療相談センターでは医療機関の評価を行っていないため、受診を推奨するような特定の医療機関をお答えすることはできません。
「医療情報ネット(ナビイ)」等ウェブサイトから検索し、最寄り又はご希望の条件(診療科など)に沿った医療機関をご案内します。
8 お腹が痛いのですが盲腸でしょうか。頭が痛いのですが脳梗塞の可能性はありますか。
医療相談センターでは医学的な判断ができませんので、かかりつけ医に相談するか、最寄りの医療機関を受診しましょう。
なお、受診の必要性や救急車の要請等について判断に迷う場合は、福島県救急電話相談(#7119)や福島県こども救急電話相談(#8000)をご利用ください。
9 医療機関を受診し、医師には「A」と言われたが、インターネットでは「B」という情報を目にした(有名なインフルエンサーがSNSに投稿していた)。
情報があふれる現代においては、健康や医療に関する正しい情報を入手し、理解して活用する能力が求められます。なかでも、信頼できる情報源を見極める目を養う必要があります。
治療内容や服薬など、提供される医療について分からないことがあれば、遠慮せず受診した医療機関の医師・看護師や薬局の薬剤師などに直接尋ねて、疑問や不安を解消しましょう。
医療相談センター基本方針
- 患者さん・住民の皆さんと医療提供施設との信頼関係の構築を支援します。
- 中立の立場で相談業務を行います。
- 患者さん・ご家族の皆様等が相談しやすい相談体制を構築します。
- 相談者のプライバシーを保護するとともに、相談により不利益を被ることがないように配慮します。
- 地域において既に運営されている相談窓口等と連携するとともに、関係する機関、団体と協力して運営する体制を構築します。
相談窓口
福島県医療相談センター
〒960-8670 福島市杉妻町2-16 福島県保健福祉部地域医療課
電話 024-522-4546(専用回線) Fax 024-521-7926
電子メール iryou@pref.fukushima.lg.jp
*電子メールによる相談の場合、返信までに時間を要する場合がありますのであらかじめご了承ください。
月曜日~金曜日 9時00分~12時00分、13時00分~16時00分
※土曜日、日曜日、祝日、年末年始はお休みです。
各保健所 医療相談窓口
医療相談センターの相談実績
- 令和2年度相談実績 [PDFファイル/127KB]
- 令和3年度相談実績 [PDFファイル/126KB]
- 令和4年度相談実績 [PDFファイル/126KB]
- 令和5年度相談実績 [PDFファイル/125KB]
(参考)こんなとき、どうする?
医療機関を受診すべきか、救急車を呼ぶべきか迷ったら
福島県救急電話相談(#7119) ※毎日24時間、看護師等が対応
- 局番なしの 「#7119」
- 固定電話(ダイヤル回線)、ひかり電話、IP電話など、「#7119」につながらない場合は「024-524-3020」
- 応急手当の方法、受診や救急車要請の必要性について助言を行います。また、必要に応じて受診可能な医療機関を案内します。
- 15歳未満の方の症状に関する相談については下記「#8000」を優先してください。
夜間、子どもの具合が悪くなったら
福島県こども救急電話相談(#8000) ※毎日19時~翌朝8時まで、看護師等が対応
- 局番なしの「#8000」
- 固定電話(ダイヤル回線)、ひかり電話、IP電話など、「#8000」につながらない場合は「024-521-3790」
- 家庭で可能な対処法などについて助言を行います。また、必要に応じて受診可能な医療機関を案内します。
病院、診療所、薬局について知りたい
医療情報ネット(ナビイ)(厚生労働省が運営する別ウェブサイトに遷移します)
- 厚生労働省が運営する、医療機関・薬局の公的検索システムです。
- 診療日や診療科目といった一般的な情報に加え、対応可能な疾患・治療内容、提供しているサービスなどさまざまな情報から全国の医療機関を検索することができます。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)
