上手にお医者さんにかかるための十六ヶ条
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
医療って?
私たちは、身体の状態が悪くなるとお医者さんにかかりますが、医療の役割とは何でしょうか?「今ある技術を駆使して、病気や事故によって損なわれた健康を取り戻す手助けをすること」だと思います。しかし、その「手助け」は、不確実なことや限界もありますし、場合によっては危険なこともあります。
患者は、医療を受ける主体ですし、患者の立場が最優先で考えられるべきです。医療機関は、患者に対する情報提供や話し合いを十分に行い、その上で患者は自ら治療方法を選択して、医療に主体的に参加していくことが大切で、患者と医療機関やその従事者が情報を共有し、相互信頼と協力関係の下で医療が実施される必要があります。 では、どのような心構えで医療を受ければ良いでしょうか。本書では、相互信頼・情報の共有、医療費の節約に分けて、以下の16項目にまとめてみましたが、まずは、患者自らが「いのちの主人公」「からだの責任者」であるとの自覚を持つことが大切です。
上手にお医者さんにかかるには?
相互信頼・情報の共有
- 伝えたいことはメモして準備
- 対話の始まりはあいさつから
- よりよい関係づくりはあなたにも責任が
- 自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報
- これからの見通しを聞きましょう
- その後の変化を伝える努力を
- 大事なことはメモをとって確認
- 納得できないときは何度でも質問を
- 医療にも不確実なことや限界がある
- 治療方法を決めるのはあなたです
医療費の節約
- お医者さんのかけ持ちはやめましょう
- 時間外、休日受診はなるべく避けましょう
- 薬をたくさんほしがるのはやめましょう
- かかりつけ医を持ちましょう
- お医者さんを信頼し、指示を守りましょう
- 定期的に健康診断を受け、病気の早期発見・早期治療を心がけましょう