熱中症予防対策について
危険な暑さから命を守りましょう!
熱中症とは?
熱中症とは、高温多湿な環境下で、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態のことです。
屋外だけでなく、室内でも起こり、重症化すると生命に関わることもあります。
福島県の現状は?
福島県では、令和7年7月26日に伊達市梁川町で、今年全国最も高い気温を観測するなど、各地で危険な暑さとなり、熱中症による救急搬送が増加しています。
今後も猛烈な暑さが見込まれることから、熱中症の対策の強化が必要です。
こんな日は熱中症に注意!
○気温が高い ○風が弱い ○湿度が高い ○急に暑くなった日
こんな方は特に注意!
○高齢者・幼児 ○肥満の方 ○持病のある方 ○体調の悪い方
⇒県内の熱中症搬送者の約6割は高齢者となっています。
⇒県内の熱中症発生場所の約半数は室内です!
⇒福島県内の熱中症の救急搬送人員数はこちらから ⇨ 消防保安課 ホームページから
こんな症状があるときは、熱中症を疑いましょう!
次のような症状がある場合には、熱中症を疑いましょう!
<熱中症の症状に基づいた重症度>
1度 : めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、筋肉の硬直(こむらがえり)など
2度 : 頭痛、嘔吐、倦怠感、集中力や判断力の低下など
3度 : 意識障害、けいれん発作、肝・腎機能障害など
4度 : 深部体温40.0℃以上で意思疎通ができない
(※熱中症診療ガイドライン2024を参考に作成)
暑い時期に行う熱中症予防のポイント
1)暑さを避ける <屋外の場合> ○屋外での活動を予定している場合は、「熱中症警戒アラート」「熱中症特別警戒アラート」が発表されているか確認しましょう。 ○屋外で活動する際は、暑い時間帯を避ける、屋外で過ごす時間を短くする、直射日光が当たる場所や風通しの悪い場所を避けましょう。 ○「ふくしま涼み処」を活用しましょう。 <屋内や住まいの中の場合> ○屋内や住まいの中でも熱中症は発生しており、最悪の場合、亡くなる方もいます。エアコンや扇風機などを活用し、涼しい環境で過ごしましょう。 ○窓から差し込む日光を遮ることも、室内の温度上昇を抑えることに有効です。 <衣服の工夫> ○暑い時期は、 暑さのこもりにくい服装、風通しの良い服装、汗を逃がしやすい服装などを選びましょう。 ○体に密着せず、ゆったりとした服装や、吸汗性、速乾性に優れた素材の服装、白色など明るい色の服装も有効です。 ○就寝時にも、涼しく就寝できる寝具を用い、暑い夜を快適に過ごしましょう。 2)体を冷やす ○熱中症予防には、体をしっかりと冷やすことが重要です。 ○屋内では、エアコンや扇風機などを活用し、涼しい環境で過ごしましょう。 ○屋外で活動する際は、暑い時間帯を避ける、屋外で過ごす時間を短くする、直射日光が当たる場所や風通しの悪い場所を避けましょう。 ○帽子や日傘、濡らしたタオルや冷やしたタオル、ネッククーラーなども活用しましょう。 ○体を冷やす際は、手足や首、脇の下、太腿の付け根を冷やすと効果的です。 3)こまめに水分補給を行う ○のどが渇いたと感じたら、必ず水分をとりましょう。 ○のどが渇かなくても、こまめに水分をとるようにしましょう。 4)見守り・声かけをしましょう ○高齢者や子どものご家族に熱中症予防を促しましょう。 ○見守りや声かけを心がけるようにしましょう。 |
<熱中症予防リーフレット> |
熱中症関連情報(厚生労働省ホームページ) |
熱中症に注意(気象庁ホームページ) |