松川浦県立自然公園
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
【主な見どころ】
福島県の東北端部相馬市内に位置し、松川浦潟湖を中心とした公園。古くは相馬藩の遊休所として栄え、現在では日本百景のひとつにあげられている。 松川浦は、宇多川の堆積作用と太平洋の荒波による浸食作用により、外洋と潟湖に二分された地形を形成している。
県内の北部海岸で最も有名な原釜・尾浜水浴場は、遠浅で穏やかな海岸で、鵜ノ尾埼灯台が断崖にそびえ、紺碧の海と松の緑によるコントラストを楽しませてくれる。尾浜(おばま)地区と磯部地区を結ぶ松川浦大橋の完成により公園内を周遊でき、自然をより多く感じることができるようになった。
【動植物】
太平洋にそそり立つ断崖の鵜ノ尾埼とそこから南にのびる砂州や、浦に点在する島々はクロマツを主体とする海岸林となっており、防潮林として保護されてきた。
松川浦は県内唯一の潟湖であり、多様な自然環境が多くの野鳥を育んでいる。干潮時にひろがる干潟は餌が豊富で、サギやシギ・チドリ類など多くの渡り鳥が飛来することでも有名である。ヨシ群落が広がるところではササゴイ、ゴイサギやチュウサギなどサギ類が多い。
指定植物としてはハマナデシコ、ハマナス、エゾノレンリソウ、コハマギク、コオニユリ、シュンランなど、10科13種がある。
<関連リンク>