福島県内の自然共生サイトについて
福島県内の自然共生サイトについて
福島県内では、環境省の「自然共生サイト」が4か所認定されています。
県内の自然共生サイト一覧
(1)鹿島建設日影山山林・ボナリ山林(猪苗代町)
(2)レンゴー株式会社 福島矢吹工場ビオトープ(矢吹町)
(3)住友ゴム工業株式会社 白河工場(白河市)
(4)三菱製紙株式会社 三菱製紙村火社有林(西郷村)
自然共生サイトの概要
(1)サイト名:鹿島建設日影山山林・ボナリ山林(猪苗代町)
<申請者:鹿島建設株式会社>
(林内の様子) (カモシカ)
面積約112ヘクタールの山林であり、大半が県指定沼尻鳥獣保護区、一部が磐梯朝日国立公園に含まれます。ツキノワグマやカモシカ等の大型哺乳類やラン科等の植物の生息・生育地となっています。水源及び生物多様性の保全と両立した施業・管理が行われており、温室効果ガスの吸収源(J-VER認証※を取得)としても重要な森林です。
※J-VER認証:国内排出削減・吸収プロジェクトにより実現された温室効果ガス排出削減・吸収量をオフセット・クレジット(J‐VER)として認証する制度
〇詳細はこちら(リンク先は環境省ホームページ)
鹿島建設日影山山林・ボナリ山林
(2)サイト名:レンゴー株式会社 福島矢吹工場ビオトープ(矢吹町)
<申請者:レンゴー株式会社>
(イベントの様子) (工場全景)
レンゴー福島矢吹工場の敷地内に造成したビオトープ。周辺は農地や雑木林に囲まれ、これまでに動植物が約345種確認されています(2011~2023年調査)。また、ビオトープでの環境イベントの開催を行い、環境意識の醸成にも取り組んでいます。
〇詳細はこちら(リンク先は環境省ホームページ)
レンゴー株式会社 福島矢吹工場ビオトープ
(3)住友ゴム工業株式会社 白河工場(白河市)
(航空写真) (アサザ)
住友ゴム白河工場は「森に抱かれた工場」をコンセプトとし、地域と交流しながら、敷地内にある森林等の保全活動を実施しています。
また、敷地内にはアサザ(準絶滅危惧種)やカタクリも自生しています。
〇詳細はこちら(リンク先は環境省ホームページ)
住友ゴム工業株式会社 白河工場
(4)三菱製紙株式会社 三菱製紙村火社有林(西郷村)
(三菱製紙 ニッシーカッシーの森) (土壌動物調査の様子)
日光国立公園内(甲子高原)に位置する面積47ヘクタールの社有林です。
生物多様性の維持・保全に取り組むとともに、体験型森林環境学習の場(体験型学習、森の調査・研究)の提供を行っています。
〇詳細はこちら(リンク先は環境省ホームページ)
三菱製紙村火社有林
(参考) 30by30目標について
30by30とは、COP15(カナダモントリオール)において、世界目標として正式採択されたもので、2030年までに世界の陸域・水域のそれぞれ30%以上を生態系や生物多様性の保全・保護地域とする目標です。
※対象となる保全・保護地域は、国立公園など、法律等により生物多様性が保全されている地域と、それ以外であっても企業の保有林など、民間の取組により生物多様性保全に資する地域(OECM)が認められます。
(参考) 自然共生サイトについて
環境省が日本版OECMとして、国内で生物多様性に貢献する場所を「自然共生サイト」として認定する仕組みを創設しました。自然共生サイトは令和5年4月より環境省が募集し、前期は122ヶ所、後期は62ヶ所が認定されています。
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