避難12市町村における鳥獣被害対策について
印刷用ページを表示する 掲載日:2021年4月14日更新
避難12市町村におけるイノシシ対策のための広域戦略
東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故により、それまで居住していた住民が避難を余儀なくされた結果、住民不在の状況が続き、イノシシ等の野生鳥獣による生活環境被害が発生しています。避難地域(※)における安全・安心な生活環境の確保を目的として、国、県、市町村、専門家が連携し、避難12市町村鳥獣被害対策会議が設置され、本戦略の前身となる第一期広域緊急戦略が策定されました。
第一期広域緊急戦略の取り組み実績を踏まえ野生鳥獣対策強化による住民の安心した暮らしの安全な生活環境を確保するため、対象となる主たる野生鳥獣種をイノシシとして、本戦略を策定しました。
※避難地域:国が避難指示区域等として設定した県内の12市町村(避難12市町村)
広域戦略
<期 間>
令和3年4月1日~令和8年3月31日
<成果目標>
・市街地からのイノシシの排除・侵入防止
・人身被害「ゼロ」の継続
<実施目標>
・鳥獣対策の3本柱(環境整備、柵設置、捕獲)の実施
・ゾーニング及びモニタリング調査結果の共有
・人材の育成・確保に向けた研修会・講習会の開催
・住民向けの情報発信、より広範な対象の情報発信の場への参加
・PDCAサイクルによる管理の徹底
・市町村個別計画の策定サポート及び評価
・広域モニタリングの情報収集体制の整備と効果検証