令和6年度福島県原子力防災訓練
令和6年度福島県原子力防災訓練の記録
記録動画の詳細版は以下のリンクから視聴できます。
https://www.youtube.com/watch?v=tuqFiIk-yt0
令和6年度福島県原子力防災訓練の概要
令和6年11月9日(土曜日)及び令和7年1月21日(火曜日)に、福島県原子力防災訓練を実施しました。
県では、東日本大震災と原発事故における災害対応の教訓を踏まえ、地域防災計画の見直しや原子力災害広域避難計画を策定するとともに、毎年、住民参加型の原子力防災訓練を実施しています。
訓練内容
ア 住民避難訓練等
〇訓練日時
令和6年11月9日(土)8:30~16:00
○訓練項目
・田村市災害対策本部運営訓練
・広報訓練
・一時集合場所設置運営訓練
・住民移動訓練
・防災ヘリによる市内状況確認訓練
・孤立集落からの避難訓練
・避難退域時検査訓練
・避難中継所設置運営訓練
・甲状腺被ばくモニタリング実施訓練
・緊急配布における安定ヨウ素剤配布訓練
・避難所設置運営訓練
・要配慮者(福祉施設入所者)避難訓練
・医療中継拠点設置運営訓練
〇訓練想定
福島県沖で地震が発生し、東京電力福島第一原子力発電所1号機の使用済燃料プールの水位低下が確認され全面緊急事態(原子力災害対策特別措置法第15条事象)に至る。その後、田村市都路地区のモニタリングポスト(大槻生活改善センター、都路馬洗戸局)においてOIL2の基準を超える空間放射線量率が24時間計測される。
○実施場所
・田村市役所
・都路行政局
・田村市総合体育館 ほか
○参加機関
・福島県、田村市、福島県警察本部、双葉地方広域市町村圏組合消防本部、東京電力HD ほか
○訓練内容
・市災害対策本部における活動
・田村市内において緊急速報メール、防災行政無線、車両等による広報の実施
・一時集合場所において、自家用車で避難することのできない住民の受付
・福祉施設入所者の避難の実施
・医療中継拠点を設置し、傷病者のトリアージ・治療等の実施
・車両や身体に放射性物質が付着していないかを確認する避難退域時検査の実施 など
市災害対策本部設置運営訓練(災害対策本部会議)
一時集合場所設置運営訓練
住民移動訓練(バスによる住民避難)
要配慮者避難訓練(福祉施設入所者)
医療中継拠点設置運営訓練(傷病者の治療・処置)
避難退域時検査訓練(車両の簡易除染)
イ 災害対策本部運営訓練等
〇訓練日時
令和7年1月21日(火)9:30~16:30
〇訓練項目
・県災害対策本部運営訓練
・国原子力災害現地対策本部運営訓練
・県原子力現地災害対策本部運営訓練
・緊急時通信連絡訓練
・広報訓練
・緊急時モニタリング訓練
〇訓練想定
浜通りを中心とする地震が発生し、県は災害対策本部を設置し災害対応を開始。対応中に東京電力福島第一原子力発電所5号機でトラブルが発生(警戒事態該当)、復旧の目処が立たないことから知事が県原子力現地災害対策本部の設置を決定し、副知事を始めとした要員を現地に派遣する。その後、事態が進み、施設敷地緊急事態(10条事象)、全面緊急事態(15条事象)と進展する。
〇実施場所
・福島県危機管理センター
・福島県南相馬原子力災害対策センター
・原子力災害対策重点区域内13市町村 ほか
〇参加機関
・国、県、原子力災害対策重点区域内13市町村、陸上自衛隊、福島地方気象台、東京電力HD ほか
○実施内容
・県が危機管理センターに設置した災害対策本部における活動
・国が南相馬オフサイトセンターに設置した原子力災害現地対策本部における活動
・県が南相馬オフサイトセンターに設置した原子力現地災害対策本部における活動
・原子力災害対策特別措置法に基づく通報等に対する活動
・緊急速報メール、防災行政無線、福島県防災アプリの使用等による住民への広報活動
・国が南相馬オフサイトセンターに設置した緊急時モニタリングセンター(EMC)による緊急時モニタリング活動
県災害対策本部運営訓練(災害対策本部員会議)
国原子力災害現地対策本部運営訓練(原子力災害合同対策協議会)