地球探検 モザンビーク共和国 小野真理子隊員 2
青空通信-アフリカモザンビーク-
Vol.2 「 情操教育の向上を目指して(後編) -日本人として出来ること-」
日本式運動会の開催!
現在は近々開催する「運動会」の準備をしています。モザンビークでは子どもたちのためのイベントが少ないのが実情です。生徒の数が多く、授業で精一杯というのが一番の理由ですが、子どもが輝ける場面がないのは悲しく思います。そのような子どもたちが、日本式の運動会を通して異文化体験をし、思いっきり身体を動かし楽しんでほしいというコンセプトのもと、6人のボランティアが中心となり活動しているところです。
体育の授業で体操中
情操教育の向上
「情操教育の向上」。これは、私の要請内容の大きな柱となっているものです。体育や技術家庭科、音楽などを通して子どもたちが楽しみ、笑い、悔しみ、感性を豊かにできたらいいなぁと考えています。日本人だから伝えられること、それを大事にしながら授業をしたりイベントを開催したり、子どもたちと触れ合ったりしたいと思っています。
馬とびに夢中の子どもたち
大きく真っ青な空の下で
モザンビークの空は大きく、真っ青です。私の任地は首都から少し離れた田舎なので物はあまりありませんが、空を見上げると、真っ青な空が広がっていて「生きていてよかった」と思います。傷つくことも嫌になることもありますが、毎日自由に楽しく生きているモザンビークの人々に助けられながら、ここでの生活を楽しんでいます。これからも、子どもたちと本気で向き合いながら、現地の人々の生活を知りながら、のびのびと毎日を過ごしていけたらいいなぁと思います。
モザンビークに来れてよかった、心からそう思っています。
技術家庭科の授業のかぶと作り
教え子と一緒に
(2011年3月)
小野真理子 平成22年度1次隊 青少年活動 ローマ協定小学校