地球探検 チリ共和国 山寺四郎隊員 2-2
チリ便り 6月号-2
今月27日~29日(チリで3連休)に海(東の方向)の近くに行きました。 これまでは山の方向ばかりで、まだチリの海を見たことがないと事務所のCarlos Fleiteさんに話していたら、俺のうちは海に近いからとPuerto Saavedraの街に招待していただき、街の周辺を見学する機会を得ました。
行きは一人で2時間のバスの旅で様々な景色の変化を楽しみながら旅をしました。隣に座った娘さんが、不案内な私を助けてくれ感謝、感謝。 Puerto SaavedraはTemuco市から真西に60kmのところにある港町です。チリ大地震(1960年5月22日19時11分発生(日本時間:昭和35年5月23日4時11分))には街は全壊したそうです。波の高さが20mに達したとも言われていて、有史以来最大級の地震M8.5でした。夏は海水浴客等で賑わうそうですが、冬場だったので閑散としていましたが、のんびりと見学することができました。 帰りはCarlosさんにテムコ市まで車で送っていただきました。当初1泊2日の予定でしたが、そっちこっち案内してもらっているうちに帰りが遅くなってしまい結局2泊してしまいました。
最後にCarlos Fleiteさんに三日間も車で悪路を様々なところ(山、海岸、農家など)を案内していただきました。おかげでこの貴重な体験をすることが出来ました。感謝に堪えません。 また家族の皆さんとの会食も楽しいものでした。家族のもてなしもごく自然で、私もほとんど気を使わなくて済みました。例えば腹が減ったらその辺にあるパンやお菓子を摘まんだり、コーヒーを飲んだり、冷蔵庫を開けたりと全く自然体で、お客様という日本のような過剰意識はなさそうです。つまり自由にどうぞという感じです。 毎回、この国の人々の「心のやさしさ」に触れています。
山寺 四郎 (20年度4次隊 自然環境保護活動)