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令和3年度駐日外交団福島県視察(第2回)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年2月4日更新

令和3年度駐日外交団福島県視察(第2回)(Diplomats' Study Tour -2nd Tour)

 【第2回:令和4年1月18日(火曜日)~1月19日(水曜日)】

 「令和4年1月13日~14日の1泊2日」及び、「令和4年1月18日~19日の1泊2日」の2回に渡り、本県の現状に関する正しい理解を促進するため、駐日大使等を対象とした県内視察ツアーを実施いたしました。
 今回は、東京五輪開催に合わせた駐日大使等の招聘事業が新型感染症の影響で中止となったことを踏まえ、改めて各国駐日大使等を招聘し、これまでの御支援への感謝の思いを伝えるとともに、復興の現状や魅力など「ふくしまの今」を直接感じていただきました。

第2回ツアー 1日目

日 程   令和4年1月18日(火曜日)
訪問先 県営あづま総合体育館、摺上亭 大鳥(昼食等)、奥の松酒造、福島県農業総合センター、Jヴィレッジ(夕食、宿泊先)
参加者 15か国 計19名

〇県営あづま総合体育館(知事による復興状況等紹介)

  第2回ツアーの初日は県営あづま総合体育館での内堀知事から参加者一人一人への歓迎の挨拶と記念撮影から始まりました。また、知事が福島県の復興状況を説明し、参加者の皆様に福島の現状に関する理解を深めていただきました。
 また、知事から会津塗りのフリーグラス、日本酒、桃ジュースを記念品として贈呈し、参加者からは代表としてパキスタン大使に御挨拶をいただきました。その後、知事からのプレゼンテーションを行い、参加者の皆様に福島の復興状況について理解を深めていただきました。

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〇摺上亭 大鳥(あづま果樹園による風評払拭の取組説明、昼食)

  飯坂温泉の「摺上亭 大鳥」を会場に福島県産の食材を使った昼食を味わっていただきました。
  昼食に先立ち、福島市の「あづま果樹園」吾妻社長から震災後の「風評払拭の取組」について説明いただき、果樹園で収穫されたリンゴも提供いただきました。

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〇奥の松酒造(酒蔵見学)

 令和3年全国新酒鑑評会で12回連続となる金賞を受賞、平成30年インターナショナル・ワイン・チャレンジの日本酒部門では、最高賞「チャンピオン・サケ」を受賞した酒蔵です。参加者は、工場での瓶詰め作業や製造ラインを見学し、酒造ギャラリーで試飲もされました。

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〇福島県農業総合センター

 県産農産物の安全・安心の確保に向けて農産物の放射性物質のモニタリングを行っている同センターを視察。
 センターでは、岡崎部長により福島県の農林水産業再生の取組みについて説明いただいた後、放射性物質モニタリング施設の視察を行いました。参加者からは検査基準の厳しさに驚いたという声が聞かれました。

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第2回ツアー 2日目

日 程  令和4年1月19日(水曜日)
訪問先 Jヴィレッジ、東日本大震災・原子力災害伝承館、震災遺構 浪江町立請戸小学校、福島水素エネルギー研究フィールド、
             ホテル丸屋グランデ(昼食会場)、福島ロボットテストフィールド、(株)テラ・ラボ
参加者 15か国 計18名(※2日目は1名帰京)

Jヴィレッジ

 2日目は、東京五輪聖火リレーの出発地となったJヴィレッジの視察からスタート。こちらは、日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンターであり、福島第一原子力発電所事故発生後、事故収束の対応拠点として使用されましたが、平成31年4月には全面営業を再開。これまでの復興の歩みなどの説明を受けるとともに、参加者に「双葉ダルマ」が贈呈されました。

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〇東日本大震災・原子力災害伝承館

 震災と原発事故という未曾有の複合災害の記録と記憶を収集・保存、展示し、防災・減災の教訓として未来へつないでゆくため令和2年9月に開館した当施設を訪問。展示物と映像により、震災当時の被害状況や原発事故が与えた影響に関する説明を受けました。参加者からは福島の教訓を自国にも伝えていきたいとの声がありました。

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〇震災遺構 浪江町立請戸小学校

 震災の爪痕が残る請戸小学校は、震災の脅威や教訓、地域の記憶や記録を後世に伝えるため、震災遺構として令和3年10月に一般公開が始まった施設です。浪江町吉田町長からのご挨拶の後、参加者は災害時の避難の教訓について説明を受けました。

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〇福島水素エネルギー研究フィールド

 太陽光発電を利用した約10MW級の水素製造装置を備えた世界最大級の再エネ水素エネルギーシステムであり、令和2年2月末に稼働を開始。東京五輪では、聖火台の燃料としてこの施設で製造された水素が使用されました。参加者は最先端の設備に関心を示し、熱心に質問をされていました。

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〇ホテル丸屋グランデ(昼食)

 福島県産の海の幸をふんだんに使用した料理を堪能していただきました。

 

〇福島ロボットテストフィールド

 この施設は、浜通り地域等の産業基盤を新たに創出する国家プロジェクト「福島イノベーション・コースト構想」に基づき、陸・海・空のフィールドロボットの一大開発実証拠点として、令和2年3月末に全面開所しました。参加者はロボットのデモンストレーション等を視察しました。

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〇(株)テラ・ラボ

 復興支援の一助となるべく、福島ロボットテストフィールドの第一次入居者として、長距離無人航空機を活用した大規模防災対策システムの研究開発を進める企業です。令和3年11月には南相馬市復興工業団地内に新研究拠点「TERRA LABO Fukushima」が開所されました。参加者は、実際の航空機を視察しながら、防災システムについて質問をされていました。

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