令和元年度駐日外交団福島県視察
令和元年度駐日外交団福島県視察(Diplomats' Study Tour)
令和元年11月27日(水曜日)~11月28日(木曜日)の1泊2日で、駐日大使等を対象とした県内視察ツアーを実施いたしました。このイベントは、国際的な風評払拭及び震災の風化防止を図るため、本県の現状を正しく認識してもらうことを目的に、本県に実際に訪問していただくことで、最新の復興の取組や現状、魅力を直接感じていただくものです。
1日目
日 程 令和元年11月27日(水曜日)
訪問先 福島県農業総合センター、山口果樹園、萬花楼(知事主催歓迎夕食会会場)
参加者 10か国 計13名
〇福島県農業総合センター
参加者の皆様を郡山駅でお迎えし、福島県農業総合センターに向かいました。天野所長と草野部長より福島県の農林水産業再生の取組について説明をいただいた後、放射性物質検査施設の視察を行いました。
〇外務省主催昼食会
郡山市にある「ホテルハマツ」において外務省儀典長主催の昼食会が開催され、福島県産の食材をふんだんに盛り込んだ料理を堪能していただきました。
昼食会は外務省儀典長の挨拶・乾杯で開始され、歓談の後、ナミビア大使からのご挨拶がありました。
〇山口果樹園
次に、フルーツ王国福島県の魅力を更に知っていただくため、会津若松市の山口果樹園を訪問しました。果樹園代表である山口様からの挨拶と葉とらずリンゴの栽培のご説明の後、リンゴの収穫体験と試食を行いました。
体験終了後は、選果場の視察を行い、パキスタン大使から山口様へ御礼の言葉をお伝えいただきました。
〇知事主催歓迎夕食会
夕刻には、会津若松市にある老舗の割烹料理店萬花楼にて知事主催歓迎夕食会を実施しました。
夕食会は内堀知事による歓迎の挨拶と福島の復興に関するプレゼンテーションから始まりました。その後、外務省儀典長、参加者代表としてモロッコ大使からの御挨拶をいただいた後、参加者の皆様への来県の感謝の気持ちを込め、知事から本県の伝統工芸品の1つである「会津塗」のペアマグカップを記念品として贈呈しました。その後は、食事と懇談が終始和やかな雰囲気で行われました。
2日目
日 程 令和元年11月28日(木曜日)
訪問先 会津大学、末廣酒造嘉永蔵、鶴ヶ城、御薬園、會津藩校日新館
参加者 10か国 計13名
〇会津大学
ホテルを出発し、会津若松市の会津大学に向かいました。ここでは、会津大学最先端ICTラボLCTiAの視察を行い、また、同会場で会津大学岡理事長からの御挨拶、岩瀬理事による会津大学の取組の御説明と会津大学発ベンチャー企業から代表者2名をお招きし、意見交換会を行いました。説明後には多くの参加者から質問があり、高い関心を示されておりました。
〇末廣酒造嘉永蔵
続いて、会津若松市の末廣酒造嘉永蔵を訪問し、蒸した酒米を運び出し、台に広げ、麹菌と混ぜる等の本格的な日本酒仕込み体験を行いました。体験後は新城社長より酒蔵内の視察や歴史についての御説明をいただき、参加者の皆様は日本酒造り伝統と技に直接触れることができたことに大変喜んでいらっしゃいました。また、最後はパナマ大使から新城社長へ御礼の御挨拶をいただき、今回の視察と体験を通して全国新酒鑑評会で7年連続金賞受賞数日本一となった、本県の日本酒の魅力を体験していただきました。
〇渋川問屋
次に昼食会場である、会津地方の伝統料理が楽しめる渋川問屋へ向かいました。
渋川問屋のスタッフの方から一品ずつ料理の御説明をいただき、ニシンの山椒漬けや、こづゆなどを召し上がっていただきました。
〇鶴ヶ城
鶴ヶ城のでは会津若松観光ビューローのガイドの方から御説明をいただきながらお城の周りを視察し、観光ビューローおすすめの撮影スポットで集合写真を撮影しました。
〇御薬園
御薬園では園内にある御茶屋御殿にて日本庭園を眺めながら、抹茶体験を楽しんでいただきました。ちょうど園内の松に雪吊りしている風景を観ることができ、会津地方ならではの冬支度の風景を楽しんでいただくことができました。
また、皇室ゆかりの建造物として園内にある重陽閣を御視察いただきました。
〇會津藩校日新館
最後の視察先である會津藩校日新館では、仮名観光部長から日新館における、江戸時代の教育内容について御説明をいただきながら、館内を視察しました。また、弓道体験においては本格的な弓道場で弓道有段者のデモンストレーションをご覧いただいたあとに、全員に弓道体験をしていただきました。