男女共同参画に関するQ&A「男は仕事、女は家庭」でも、うまくいっていれば・・・のページです
「男は仕事、女は家庭」でも、うまくいっていれば・・・
Q-質問-
「男は仕事、女は家庭」という固定的な考えは良くないと言われているようですが、実際に男性が仕事をして、女性が家庭を守って、それでその家庭がうまくいっていればそれでいいのではないでしょうか。
A-答え-
家庭のあり方は、それぞれの家庭が自分たちで選択するものです。
おたずねのように、男性が仕事をし、女性が家庭を守って、それでうまくいっている家庭に対して周りがとやかく言えるものではありません。
それと同様に、「男は仕事、女は家庭」とは違う形態の家庭、例えば、男性が家にいて女性が外に働きに行っているとか、共働きなどの家庭について、周りがそのあり方についてとやかく言ったりするのは避けたいものです。
一つの家庭の中でも、病人が出たり、仕事がうまくいかなかったりとさまざまな局面 があり、その時期を乗り切るために家族の協力が必要なこともあるでしょう。「男は仕事、女は家庭」という考え方にとらわれていると、そうした局面 に対応できなかったり、女性だけ、男性だけに負担がかかったりするおそれがあるので、柔軟に考える必要があります。 本県では、女性の半数が就業していますが、「男は仕事、女は家庭」という考え方があるために、仕事をしながら家事なども負担しており、その結果 男性より労働時間が長いという報告もあります。「男は仕事、女は家庭も仕事も」という状態は、改善されなければなりません。
次の時代に生きる子ども達は、男女とも自立できるように育てる必要があるでしょう。特に、女の子には経済的自立を、男の子には生活面 の自立を教えていくのが課題とされています。「男も女も、仕事も家庭も」という時代になっていくのです。