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ふくしま男女共同参画プラン(改定前) 基本目標3-2-(1)職場における男女平等の実現

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年4月1日更新

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基本目標Ⅲ多様な働き方を可能にする環境づくり

2 男女が能力を生かしいきいきと働くことのできる環境づくり

(1)職場における男女平等の実現

目標

 職場における男女の均等な取り扱いを推進し、女性が性により差別されることなく、その能力と意欲を生かせる環境づくりを目指します。

現状と課題

 福島県の女性の就業率は49.9%(平成7年国勢調査)で、平均勤続年数(平成4年時9.8年、平成9年時10.5年 総務庁「就業構造基本調査」)も伸びてきていますが、年齢別に見ると20代後半の出産育児期に仕事を離れ、その後再就職するM字型となっています。  
 このようにキャリア形成が中断される働き方は、昇進機会の減少を招くことが多く、また、パートタイム労働など低賃金の補助的業務を余儀なくされることもあることなどから、男女の賃金格差を大きくしています。  
 また、女子学生の就職難をはじめ採用や昇進等における男女間の格差は実態として残っており、女性が生き生きと働き続けることを困難にしています。  
 このため、募集、採用、教育訓練、昇進等の性差別を禁じ、男女の均等な取扱いを定めた男女雇用機会均等法の趣旨に沿った雇用管理を進めるとともに、セクシュアル・ハラスメントの防止やポジティブ・アクション導入の検討など、女性が能力を発揮して働きやすい環境づくりに向けた取り組みを積極的に進める必要があります。

 男女別年齢階級別所定給与額(福島県)

男女別年齢階級別所定給与額(福島県)
※ 資料:労働省「平成11年賃金構造基本統計調査」 金額は平成11年6月分の常用労働者に対する所定内給与額

 年齢階級別所定内給与額の男女比(福島県)

年齢階級別所定内給与額の男女比(福島県)
※ 資料:労働省「平成11年賃金構造基本統計調査」

施策の方向

  • 性別に関係なく、能力と意欲を生かせるような労働環境の整備を図ります。
  • 男女雇用機会均等法の周知徹底を図ります。
  • セクシュアル・ハラスメント防止対策を推進します。
  • 女性の能力発揮のための積極的取り組み(ポジティブ・アクション)を促進します。

具体的施策

施 策 の 内 容担当部局
1男女雇用機会均等法等、労働関係法令の周知を図ります。商工労働部
2女性労働者の実態調査を行います。 商工労働部
3女性の能力発揮のためのポジティブ・アクションを普及促進します。生活環境部 商工労働部
4パートタイム労働指針等の周知と普及を図ります。商工労働部

県民・事業者に期待すること

  性別に関わりなく能力と意欲を生かせるような職場環境づくりが望まれます。

目標値等

項  目H12 現状値H22 目標(期待)値
男女の賃金格差 (男性を100とした場合の女性の比率) H11 <全年齢平均> 64.0% モニタリング指標

〔県民から寄せられた意見〕

 企業でも女性の役職、役員を登用してほしい。


※セクシュアル・ハラスメント sexual harassment  他の者を不快にさせる性的な言動。性別いやがらせ。言葉や行為による性的な働きかけでなく、人格を傷つける言動もこれにあたる。


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