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ふくしま男女共同参画プラン(改定前) 基本目標3-2-(2)女性の自営業者、家族従業者、起業家等への支援

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年4月1日更新

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基本目標Ⅲ多様な働き方を可能にする環境づくり

2 男女が能力を生かしいきいきと働くことのできる環境づくり

(2)女性の自営業者、家族従業者、起業家等への支援

目標

 農林水産業や商工業等の自営業に従事する女性が、労働に見合った正当な評価を受けられるよう、労働環境の整備を進めます。また、女性の起業を容易にする環境づくりを目指します。

現状と課題

 平成11年における県内の農業就業人口は136,720人(東北農政局福島統計情報事務所 福島農林水産統計年報 平成12年)を数え、うち女性は78,100人で全体の57.1%を占め、生産や経営の担い手として重要な役割を果たしています。  
 しかしながら、農家は時間的にも、空間的にも仕事と生活を分けることが困難で、特に女性は家事労働も含め長時間労働になりやすく、また、日ごろ果たしている役割も正しく評価されているとは言い難い状況にあります。  
 例えば、農業に従事する女性のうち、農業協同組合の正組合員数は18,882人にとどまっており、さらに自分名義の生産販売入金口座を持つ女性は4,397人、専従者給与の口座を持つ女性は906人(福島県 ふくしま農山漁村女性プラン 平成11年現況)と少なく、農家における女性の経済面 での自立が進んでいない現状が窺われます。  
 このため、家族経営協定の締結支援などにより、女性の経済的自立と労働環境の整備を推進する必要があります。 また、起業は女性の新たな就業形態の一つとして期待されていますが、女性が起業を目指す場合、男性と異なるさまざまな困難に直面すると考えられることから、創業資金の融資、相談、起業家セミナーの開催など、事業運営に必要な支援を推進する必要があります。

農家女性の経済的参画状況

農家女性の経済的参画状況
※ 資料:(1)は東北農政局福島統計情報事務所 福島農林水産統計年報 平成12年調べ (2)~(4)は福島県 うつくしま農山漁村女性プラン指標推進結果  平成12年調べ

施策の方向

  • 農林水産業や商工業等の自営業における女性の経済的自立と労働環境の整備を推進します。
  • 起業を目指す女性に対する支援を行います。

具体的施策

施 策 の 内 容担当部局
1農家における家族経営協定の締結を支援します。 (Ⅲ2(3)再掲) 農林水産部
2家族経営等における労働実態の把握に努め、女性が日ごろ果たしている役割が正当に評価されるよう啓発を行います。 (Ⅲ2(3)再掲) 生活環境部 商工労働部 農林水産部
3労働報酬に合わせた自分名義の口座開設等により、農林水産業に従事する女性の個の確立を支援します。 (Ⅲ2(3)再掲) 農林水産部
4起業家や起業希望者を対象としたセミナーを開催するなど、起業を多面的に支援します。 (Ⅲ2(3)再掲) 生活環境部 商工労働部
5起業希望者に対する融資制度のあり方等について検討します。 (Ⅲ2(3)再掲) 生活環境部 商工労働部

 県民・事業者に期待すること

 家族経営や自営業に従事する女性がその働きを正当に評価される環境を作っていくことが望まれます。

目標値等

項  目H12 現状値H22 目標(期待)値
女性の認定農業者数H11 76人830人
家族経営協定締結数

193戸

<平成16年> 600戸
農林水産関係における女性起業グループ経営体数 (1人あたりの売上げが100万円以上)
農林水産物加工販売 農林水産物直売
  
  
3組織 2組織
<平成16年>
   
15組織 35組織
県の創業資金融資制度の利用状況 (うち女性の利用状況)
H119件
  (0件)
(-)

〔県民から寄せられた意見〕

農業では、労働に応じた報酬がもらえない現実があり、改善が望まれる。


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