令和4(2022)年度 福島県市町村民経済計算の概要
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概要
【県経済の概況】
令和4年度の本県経済は、電気・ガス・水道・廃棄物処理業が減少した一方、ウィズコロナの考え方の下で経済社会活動の正常化が進み、卸売・小売業や製造業が増加したため、県内総生産は名目で7兆8,650億円となった。経済成長率は名目で0.1%、実質で1.6%と、ともに2年連続のプラスとなった。
【市町村民経済計算の概況】
令和4年度の市町村内総生産を地域別にみると、県中地域が2兆987億円(県計に対する構成比26.7%)で最も大きく、次いで、県北地域が1兆9,153億円(同24.4%)となっている。
次に、経済成長率(市町村内総生産の対前年度増加率)をみると、県北地域、県中地域、会津地域及びいわき地域はプラスとなったが、県南地域、南会津地域及び相双地域はマイナスとなった。各地域の経済成長率と経済成長率に影響を与えた主な業種は次のとおり(図1)。
・県北地域(2.1%)、県中地域(1.6%)・・・(増加)卸売・小売業
・会津地域(2.1%)・・・(増加)宿泊・飲食サービス業
・いわき地域(1.6%)・・・(増加)製造業
・県南地域(△4.1%)・・・(減少)製造業
・南会津地域(△3.8%)、相双地域(△7.9%)・・・(減少)電気・ガス・水道・廃棄物処理業
図1 地域別の経済成長率・経済活動別寄与度
1 市町村内総生産(名目)
市町村内総生産の合計(県内総生産)に対する地域別の構成比をみると、県北地域(24.4%)、県中地域(26.7%)が大きく、2地域で県全体の約半分を占めている(図2)。
市町村別にみると、最も経済規模が大きいのは郡山市で、市内総生産は1兆4,067億円となっており、次いで、いわき市が1兆3,816億円、福島市が1兆1,582億円となっている(表1)。
また、各地域の経済活動別構成比をみると、県南地域では製造業の構成比が、相双地域では第2次産業(建設業、鉱業)の構成比が特に大きい(図3)。
図2 県計に対する地域別市町村内総生産の構成比 表1 市町村内総生産が上位の市町村
図3 地域別市町村内総生産の経済活動別構成比
2 市町村民所得
市町村民所得は、市町村民雇用者報酬、財産所得、企業所得からなる。
各地域の市町村民所得の項目別構成比について市町村平均と比較すると、県北地域や県中地域では市町村民雇用者報酬の構成比が大きく、県南地域や南会津地域などでは企業所得の構成比が大きい(図4)。
また、1人当たり市町村民所得について、最も大きいのは相双地域の3,791千円となっており、次いで、県南地域が2,948千円、県中地域が2,889千円となっている。
注:市町村民雇用者報酬:給与・退職金など、財産所得:利子・賃貸料など、企業所得:経常利益など
注:1人当たり市町村民所得は、市町村民所得をその地域(市町村)の総人口で割ったもので、個人の所得水準を表したものではなく、各地域(市町村)全体の所得水準を表した指標である。
図4 地域別市町村民所得の項目別構成比
(参考)
県民経済計算では、旧基準の推計対象期間となる平成18年度~平成22年度の計数について、統計利用者のニーズを踏まえ、長期時系列接続表を作成・公表しています。平成22年度の計数について、市町村民経済計算においても参考推計した結果は、以下のとおりです。なお、現行基準と接続するよう可能な限り整合を図っていますが、一部資料制約等により単純比較できない計数もあるため、あくまで参考である点にご留意ください。