ヤフー株式会社の社員による福島県テレワーク体験記【第6回 浜通り南部(いわき市・楢葉町など) 令和2年11月25日~】
浜通りの拠点・いわき駅前に、ゲストハウス&ラウンジ施設が誕生。いわきの北の楢葉町にも、まちづくりワークショップで集まった町民の思いを形にした「みんなの施設」があります。 |
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■「あなたの、次を照らす」場所■
とある雑誌の、「いつか行きたい」とっておきの福島県の宿として今年登場した、いわき駅前にある「Guest House & Lounge FARO iwaki」。1階はカフェとイベントスペース。入るとどーんと目に入る、栃の木の一枚板テーブルが象徴的。夜には、地元市民が登場するオンラインイベントも頻繁に行われています。
【FARO1階にある一枚板テーブル】
2階がドミトリースペース。「個室」もあります。昨年、学生インターンが作った「街歩きMAP」を見ると、新たな発見多数。
【ドミトリーは部屋数も多い】
「FARO」はイタリア語で「灯台」。暮らす人や旅人が集い、出会いが生まれる灯台のように「次を照らす」場所をイメージしたとのこと。1階では、いわきや周辺のおいしい生産者の素材がそろい、「いわき料理」が食べられます。
看板に「小川」「好間」とあるのは、市内の地区名。1966年に「昭和の大合併」でいわき市になりましたが、気候や風土も異なる多様な地域がいわきにはあります。
【素敵な生産者の素材が揃う】
カフェで一息いれつつ、仕事もできます。3階のイタリアンレストランもおいしい。
【カフェでほっこり笑顔に】
FAROから徒歩数分。いわき駅前のレトロな飲食店街を震災後に改装した、復興飲食店街「夜明け市場」。夜の食事におすすめ。
【夜明け市場の入り口】
「タタキアゲジャパン」が運営するコワーキングスペース「TATAKIAGE BASE(タタキアゲベース))が、飲食店の上の2階にあります。いわき駅前では、ここでゆっくりテレワークできます。
【飲食店街の中央にある階段を上がった2階にコワーキングがあります】
■全町避難後に生まれた「みんなの交流館」■
いわき駅から常磐線または国道6号を北上。楢葉町に「みんなの交流館 ならはCANvas」があります。
【みんなの交流館 ならはCANvas】
1階が「みんなのリビング」としてくつろげるスペースやキッズスペースも完備。
【1階のみんなのリビング】
2階もあり、静かに仕事がはかどります。コンセントとライト完備。見晴らしもGOOD。
【2階もスペースは開放的】
福島第1原発事故で一時、全町避難となった楢葉町は、避難指示の解除から今年で5年。応援メッセージが掲げられていました。
【五輪を見すえてかかれた応援メッセージ】
避難が続き町民が一時バラバラな場所に住むことになりましたが、全9回のお茶飲みワークショップで語られた町民の想いをもとに設計された施設とのことです。原発があった地域の復興・まちづくりも感じることができます。
町内には、南の広野町とまたいでサッカーのナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」があります。Jヴィレッジも地域に開放されているので、「スポーツ&しごと」そして宿泊も可能です。
<今回紹介した施設のリンクはこちら>